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【宮城県 東松島市】ウォーキング中級者向け!往復約4キロのビーチコースをご紹介 [野蒜地区]

Molly Chibaフリーランスライター(東松島市・松島町)

以前の記事で、宮城県東松島市と松島町で気軽に楽しめる「ウォーキングコース」をいくつかご紹介してきた。それらのコースを環境別に分けると、街なかを歩く「タウンウォーキング」そして島の上を歩く「島ウォーキング」の2種類だ。(※詳細は下記ご参照下さい)
【タウンウォーキング】東松島市
2キロコース[野蒜地区]
4キロコース[矢本地区]
【島ウォーキング】松島町
2キロコース[福浦島]
2キロコース[雄島(+浪打浜公園)]

そして、今回は新たに東松島市の野蒜地区に再びスポットを当てて、海岸沿いを歩く中距離のコースをご紹介。海岸なので「ビーチウォーキング」としよう!
さて、上記写真でコースの全体像を見ていこう。まずスタート地点は「震災復興伝承館(旧野蒜駅舎)」で片道のゴール地点は「野蒜海岸駐車場」だ。
交通量も少なく、途中に信号機も無し。そして、ほとんどが直線のコースのため、ウォーキングに慣れている方であれば、この機会に時間を計測しながら自己最速記録などに挑戦してみるのもオススメだ。ただ、車の通りが少ないからといって、よそ見をしていては危険なので、しっかりと左右は確認して歩き進めよう。あとは熱中症対策もしっかりとして、出発だ。

出発地点の「震災復興伝承館(旧野蒜駅舎)」には、駐車場(上記写真向かって左側奥)、トイレ、自動販売機がしっかり完備されているので、まずはここで出発の準備を整えよう。

震災復興伝承館の施設内には、近隣の観光情報がまとめられているリーフレットや、イベントのお知らせ、そしてスタッフの方も在中しているので、まだ施設内に入ったことが無いという方は、この機会に是非一度立ち寄ってみよう!(緊張せずに入って大丈夫だぞ)

写真で具体的にコースを紹介していこう。まずはスタート地点の真正面の橋を渡って、野蒜海岸に向かって進もう!(※上記写真は橋を渡り終えた位置)

海岸までの道中には、いくつか脇道が存在するが曲がらずに正面に向かって進んで行こう。
道なりにぐんぐんと歩き進めると・・・

右側に松林が見えてくるので、余裕があったら横目で松の成長も観察してみよう!現在(2023年5月上旬時点)松の高さは目視でおおよそ2メートル位。元気に生育中だ。

松林を過ぎてまっすぐに突き進むと、ドーンと目の前に海岸の堤防が飛び込んでくる。視界が一気に広がるので、この瞬間は何度体験してもとても心地良いものだ。
さて、ここから右方向へ歩き「ゴール地点」へと進んでいくのだが、歩く道が3種類あるのだ。なので実際に挑戦する方のお好みによって選択して欲しいのだが、1つは「歩道を歩く方法」そして2つ目は「海岸の堤防を歩く方法」、そして3つ目は「砂浜を歩く方法」だ。
例えば、行き(往路)は砂浜、帰り(復路)を歩道など、色々と組み合わせても面白い。

歩道は幅広めでとても歩きやすい!しかし、海景色はあまり見えないので、どちらかというと歩きに集中したい方にはおすすめ。信号機なども無いので、ノンストップでとにかく自己記録との闘いが出来る道だ。ランニングにも最適。

そして堤防は、海が見渡せるので特に晴れた日にはかなりおすすめ!個人差はもちろんあるが、深呼吸をしながら海景色を眺めて歩くと、リラックス効果も期待できそうだ。一方で、風が強い日にはあまりおすすめできない。

そして最後に砂浜を歩く方法。歩く時間よりも、足の筋肉を動かして鍛えたい方にはおすすめ。理由としては、ややウォーキングレベルの高い環境「砂地」ということがあげられる。コンクリートの歩きやすい道とは訳が違い、足が砂にもっていかれ思うように歩くことが出来ない。すると必然的に、砂に埋もれないように出来るだけ足を上にあげる必要があるので、太ももなどの筋肉を結構使うことになる。時間を気にせずになるべく足の運動をしたい方にはおすすめだ。
一方で、ゴール地点は砂浜よりも高い位置にあるので、(砂浜の位置からは)見えないのだ!これがちょっと難点。そのため、自分がどこまで歩いたのかを、ある程度進んだら堤防まで上がって確かめる必要がある。※スマートフォンなどを使用して自分の位置を地図上で確認しながら歩くのは手立ての一つだ。

3種類それぞれの道を、右方向へずっと歩き進めていくと、右側奥に黒い色の建物が見えてくる。そこが片道のゴール地点「野蒜海岸駐車場」だ。

ここのゴール地点で、片道距離は約2キロメートル。もしも砂浜の道を選んだ場合は、ちょっと距離が長くなり約2.5キロ程。筆者は、撮影も兼ねていたため全部の道を動き回り試していたが、やはり砂浜の道は結構ハードであり、足の疲労感はかなり感じた。しかしその分、筋肉運動が出来たので結果的に良かった部分でもある。足腰の運動を望んでいる方には、砂浜の道はとてもおすすめ!

さて、ゴールの駐車場だが敷地内に行くための階段もしっかりと存在し、手すりも付いているのでとても安心して歩くことができる。わかりやすいので迷わずに辿り着けるぞ。

そして、駐車場内にはトイレと水飲み場も完備されている。とても綺麗で使いやすいトイレだ。そして敷地内中央には階段があり、そこを登った先の高台にもトイレがあり、海岸側と反対側を見渡せるようになっている。

駐車場自体の案内と、周辺の地図が設置されてあるのでチェックしてみよう!
ゴール地点から折り返して、スタート地点の「震災復興伝承館(旧野蒜駅舎)」まで歩くと、往復で約4キロとなる。ただ、砂浜を歩くと更に距離数は伸びるので、より長距離を希望する方は、往復砂浜ウォーキングとして挑戦してみよう!
筆者は、色々と動き回ったというのもあり、往復で総距離4.8キロとなった。汗は、じんわりではなく、しっかりと体感できる程の運動量となった。是非、ウォーキングに慣れてきた方に挑戦してほしいコースだ。

補足情報として、堤防から砂浜へ降りる時には「スロープ」があるので、階段が苦手な方は是非活用しよう!とても有難い設備だ。自転車はもちろん、サーフィンボード、ヨガマット、釣り道具など、いろいろな道具をタイヤ付きのコンテナーなどで運んだりする際にもとても便利だ。

そして、もちろん通常の階段も等間隔で設置されてあるので、気軽に砂浜へ入れるようになっている。

そして最後に5月上旬時点では、砂浜に上記写真の紫色の小さな花(※名前がわからず申し訳ない)がいたるところにまとまって咲いていて、それがとても綺麗なので花がお好きな方は、ウォーキングの合間に是非チェックしてみよう!
かんかん照りの真夏になる前に、みんなでウォーキングに出かけよう!

スタート地点「震災復興伝承館(旧野蒜駅舎)」
住所:宮城県東松島市野蒜北余景56-36
ゴール地点「野蒜海岸駐車場」
住所:宮城県東松島市野蒜洲崎 県道27号

フリーランスライター(東松島市・松島町)

日本出身/日本と英国を拠点に活動。自然と動物が大好きな人間です。国内地域ニュース、日英サッカーコラム、サステナブル・ツーリズムに関する記事を執筆中。

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