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【宮城県 松島町】約2キロに挑戦!島ウォーキングのコースをご紹介 [松島海岸地区 / 福浦島編]

Molly Chibaフリーランスライター(東松島市・松島町)

以前の記事で、宮城県東松島市の「タウンウォーキング(街歩き)」のコースを2箇所ご紹介した。まず1箇所目は『矢本地区の往復約4キロのコース』、そして2箇所目は『野蒜地区の往復約2キロのコース』だ。これらのコース環境は「街の中」だったが、今回ご紹介するコースはズバリ!海の上に浮かぶ「島の中」のコース。そして、舞台は宮城県松島町だ。

島なので、コンクリートの舗装された道は少なく、木の根っこが張り出した凸凹道や、苔の蒸した道など、ややサバイバルな要素が詰め込まれている道がほとんど。しかしながら、ジャングルの奥地のような場所ではないので安心してほしい。
平坦な道ではないので「ウォーキング」というよりも、「トレイル(※山や森林などの道を歩くこと)」に近いのだが、ここでは親しみを込めて「ウォーキング」と呼ばせてもらおう。

では早速、「島ウォーキング」のコースをご紹介していこう!

島ウォーキングの場所は、松島町の松島海岸地区にある福浦島(ふくうらじま)。まずは、入島するために島の入り口「カフェ・ベイランド」でチケット購入をしよう。料金は、大人1枚200円(小・中学生100円 ※2023年5月時点情報)だ。
そして、出発前の準備として飲み物やトイレなども済ませておこう。島の中にもトイレや休憩処として「お茶屋さん」があるのだが、念には念を入れて準備万全でスタートをおすすめする。
ちなみに、このチケット購入場所のカフェ・ベイランドでは、その名の通りカフェなのでウォーキングが終わってから、ゆっくりと珈琲などで休憩することが可能だ。それを後のお楽しみとして・・・さあ、福浦島コーススタートだ!

まず最初に、今回皆さんにおすすめする具体的なコース内容を、この地図を利用して説明していこう!是非、上記写真を見ながら読み進めてほしい。
まずは左下の『現在地』が島全体の地図が描かれている「案内板」がある場所だ。そこから青い線に沿って進むと、次に見えるのが『休憩所』ここでソフトクリームや飲み物などの軽食を食べたり、座って休むことが可能だ。そして、その先に進むと『トイレ』の標識。心配な方はもう一度ここでトイレを済ませておくと安心だ。

トイレを過ぎるとすぐに『弁天堂(べんてんどう)』という弁財天が祀られている神社があり、そこを境にグッと道が山道へと変わるので気合を入れて進もう!
弁天堂を過ぎて真っ直ぐに進み、『四阿(あずまや)』が目の前に見えてきたら、そこを右方向へ曲がって進もう。すると、次のポイント『見晴台(みはらしだい)』に到着。そこでちょっと景色などを眺めたら、Uターンをしよう。

その後、来た道を戻るようにして進むと、右側に先ほど通り過ぎたチェックポイント『四阿(あずまや)』が見えてくる。そして、そのまま道なりにずっと奥まで進んでいくと・・・片道のゴール地点『天神崎(てんじんさき)』に到着!
復路は、そこを折り返し来た道を戻るようにして、スタート地点の福浦橋が最終ゴールとなる。
そして、このコースの注意したい部分としては、復路の際には上記写真の「ピンク色の道」はなるべく通らずに、往路で歩いてきた「青色の道」をおすすめする。というのも、実は筆者は復路にピンク色の道を歩いてみたのだが、やや深い森の道なので足元があまり安定しないことと、途中で巨木が倒れかかっている箇所もあったため、非常に危ないと判断。是非、青色のコースでチャレンジして欲しい。

さて、地図でコース全体を把握したところで、実際のコースを写真で簡単にご紹介していこう!

1、まずは『弁天堂』を目指して進もう!

橋を渡り終えると、島全体の地図が描かれている「案内板」が見えてくるので、ここで島の全体像を確認しておこう。もう一度コース順路を復習すると、チェックポイントとなる場所は・・・『弁天堂』→『あずまや(※最初は通りすぎるだけ)』→『見晴台』→『あずまや』→『天神崎』で片道ゴールだ!

案内板で確認をしたら早速スタート。途中までは舗装されている道が続くので、とても歩きやすいのが嬉しい。さあ、腕を振って進んでいこう!

進んでいくと、左側に休憩処のお茶屋さん「福浦島 茶屋」が見えてくる。暑い季節になると「ひやしあめ」が美味しいので、ウォーキングにはとてもおすすめ!このお茶屋さんを過ぎて歩き進めて行くと・・・

左側に可愛らしい形状の建物が見えてくる。ここが島内唯一のトイレだ。ここから片道のゴール地点「天神崎」まで長いので済ませておくと安心だ。

トイレを過ぎてすぐに、島の案内板には存在しない分かれ道があるのだが、ここは向かって右の道を進んでいこう!

分かれ道の右側を進んでいくと、目の前には小さな展望スポットが見えてきて・・・

そして、その向かい側には「弁天堂」だ。さあ、ここからが本格的な山道となるので、一度ここで足を伸ばして柔軟体操をしてから進もう!

ここで、もう一度地図で場所を確認すると・・
「弁天堂」からは「わき道」などには入らずに、まずは正面に「あずまや」が見えるまで、とにかく真っ直ぐに歩いていこう。

2、正面に『あずまや』が見えるまで進もう!

海景色から一変して、森の中へと突入だ!

歩き進めて行くと、途中に小さな案内板。「あずま屋」の方向へと真っ直ぐ進もう!

ぐんぐん進んでいくと、さらに小さな看板で「寄りみちして見晴台」とある。うーん!そそられる道案内。しかしながら、この看板の誘惑には負けずに、当初の正面に「あずまや」が見えるまでとにかく進んでいこう!『わき道には入らずに』がキーワードだ。

だんだんと山深くなったころ、また案内板と分かれ道が見えてくるのだが、ここも気にせずにずっと真っ直ぐに突き進もう!

弁天堂から歩くこと約10分。何やら森の正面奥に、ぽっかりと太陽の日の光が差し込んでいる場所を発見!近づくとそれは目印の「あずまや」。しかし、一旦「あずまや」には立ち寄らずに前を通り過ぎて、次の目的地である右側奥の「見晴台」に進もう!

3、『見晴台』に向かってとにかく歩き進めよう!

あずまやを通過すると、さっきまでの森の奥の道とは変わって、日光がよく入る舗装された細道を進んでいく。綺麗な道なのだが、幅が狭いので気をつけて歩き進めよう。

間も無くして「見晴台」に到着!筆者はここまで来てちょっと足腰に疲れがたまったので、軽く柔軟体操をして、身体を整えて再出発。皆さんも、景色をぐるりと見渡したら、まずは大きく伸びをしつつ、ちょっと休憩をしておこう。
さあそして、お次は片道のゴール地点「天神崎」に向かおう!
まずは、ここを折り返して先ほど通過した「あずまや」にもちょっと立ち寄って、景色を楽しんでいこう。

4、片道のゴール地点『天神崎』に向かって行こう!

「あずまや」で景色を堪能した後は、先ほどの案内板でもう一度道の確認だ。

案内板には「天神崎」の名前がしっかりと表示されているので、矢印の方向に向かって進んでいこう。

念の為、地図でも確認しておこう。「あずまや」すぐの案内板から「天神崎」までは、とにかく右側の道に沿ってずっと島の端まで進むシンプルな道だ。どんどん歩こう!

少し余談だが、この「島ウォーキング」の良いところの1つは、歩きながら様々な動植物を発見することが出来ること!これは、島ウォーキングの醍醐味であり素敵なポイント!是非、歩きつつも立ち止まって写真を撮ったりと、楽しい時間を過ごそう。

さて、「天神崎」に向かって進んでいくと、途中に案内板の無い分かれ道があるのだが、そこは悩まずに「向かって右の道」を進んでいこう!

先ほどの分かれ道から、ずっと道沿いに進んで行くと目の前が明るく開け、そしてそこから足元の道が砂混じりに。どんどん目の前の視界は、緑色の森から青い海へと変わり・・・!
遂に、片道のゴール地点「天神崎」へと到着!
スタート地点の「福浦橋」のたもとから、ここ「天神崎」まで約1.2キロメートル。時間は約25分だった。
(復路を含めて総距離約2.4キロ、時間は約40分の記録だった。筆者は復路に今回危険のため紹介していない「ピンク色*」の道を利用。※先に紹介をした地図上のピンク色の道)

さて、筆者が実際に体験して感じたのは、東松島市のタウンウォーキングの2コースとはちょっと違った疲労感と達成感だった。
島ウォーキングは道が平坦ではなく、階段や上り坂などもあったためか、太ももや、ふくらはぎなどに結構疲労感が出たということ。そして、コース順路も単純に真っ直ぐではない為、緊張しながら行き先を考え、歩いた為かゴール出来た時の達成感は非常に大きかった!『ああ、やっと無事に到着できた〜!』という結構な喜びを久々に味わった。

タウンウォーキングは、黙々と歩きに集中することができるのだが、島ウォーキングは森の中など自然がいっぱいの中を歩くので、周囲に注意を払いつつも、道順もしっかりと間違わないようにする必要がある。そのため、少しチャレンジするには敷居が高く感じるかもしれないが、ゴールした時の達成感は最高に良いもの。また、自然の中という環境は、やはりリフレッシュ度合いは非常に高いと感じた。

是非、皆さんもタウンウォーキングに慣れてきた頃合いに、次のレベルの「島ウォーキング」にチャレンジしてみよう!水分はしっかりと摂って、無理のないペースがいいぞ♪

名称:島ウォーキング [福浦島コース]
住所:宮城県宮城郡松島町松島仙随39-1

フリーランスライター(東松島市・松島町)

日本出身/日本と英国を拠点に活動。自然と動物が大好きな人間です。国内地域ニュース、日英サッカーコラム、サステナブル・ツーリズムに関する記事を執筆中。

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