ノート(225) 刑務所に領置された所持金や刑務作業で得た作業報奨金の差押え
~続・工場編(18)
受刑300/384日目
工場対抗テニポン大会
その後の1月下旬から2月上旬までの間は、すでにお話ししたカラオケ大会のほか、工場対抗のテニポン大会があった。春のソフトボール大会、秋の運動会と並ぶ刑務所の一大イベントだが、寒い時期なので、屋外の運動場ではなく、練習も本番も講堂で行われた。
「テニポン」はテニスの「テニ」とピンポンの「ポン」を組み合わせた独特の球技で、北海道の様似町(さまにちょう)が発祥だ。年齢や性別、経験の有無を問わず誰でも気軽に楽しめるので、受刑者の体力づくりやレクリエーションの一環として、導入している刑務所も多い。
コートやネットはバドミントン用のものを使う。刑務所の講堂だと、2面分のコートが確保できる。ネットの高さは大人の股下くらいだ。ラケットは木製の板状で卓球用のものに似た楕円形となっており、テニス用と卓球用の中間くらいの大きさとなっている。
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