37歳のダルビッシュは今年最年長の開幕投手。最年少とは13歳差
2024年のメジャーリーグは、ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)の投球から始まる。
3月20日と21日に韓国で行われる開幕シリーズの1試合目に、ダルビッシュは、タイラー・グラスナウ(ロサンゼルス・ドジャース)と投げ合う。この日はパドレスのホーム・ゲームなので、1回表のマウンドには、ダルビッシュが上がる(翌日はドジャースのホーム・ゲーム)。それ以外の開幕戦は、いずれも3月28日だ。
今年の開幕投手は、以下のとおり。対戦カードごとに並べ、各投手がこれまでに開幕投手を務めた回数と、今年の登板時の年齢を記した。
37歳のダルビッシュは、30人のなかで最年長だ。24歳のギャレット・クローシェイ(シカゴ・ホワイトソックス)とブライアン・ベイオ(ボストン・レッドソックス)とは、13歳の差がある。
クローシェイとベイオについては、それぞれ、こちらで書いた。
◆「リリーフから先発に転向する若手が開幕投手を任される。マイナーリーグでも先発登板は皆無」
◆「レッドソックスが24歳のエース候補と6年5500万ドルの延長契約。調停前の投手では史上2番目の総額」
ダルビッシュの他に35歳以上は、ともに35歳のマイルズ・マイコラス(セントルイス・カーディナルス)とホゼ・キンターナ(ニューヨーク・メッツ)の2人だ。順当にいけば、カーディナルスは34歳のソニー・グレイ、メッツは31歳の千賀滉大が開幕戦に登板していたに違いない。実際、グレイは、開幕投手に指名されていた。それについては、こちらで書いた。
◆「マイコラスは今年も開幕投手を務める!? 監督が指名したのは大型契約で入団した新エースだが…」
30人の平均年齢は29.1歳。最も平均に近い29歳の4人のうち、ザック・エフリン(タンパベイ・レイズ)とホゼ・ベリオス(トロント・ブルージェイズ)は、同じマウンドに上がる。
グラスナウは30歳なので、ダルビッシュとは7歳差だ。こちらは、同じ開幕戦に登板する2人の最大の年齢差ではない。35歳のキンターナと27歳のフレディ・ペラルタ(ミルウォーキー・ブルワーズ)、33歳のザック・ウィーラー(フィラデルフィア・フィリーズ)と25歳のスペンサー・ストライダー(アトランタ・ブレーブス)は、どちらも8歳差だ。
なお、35歳のマイコラスが投げ合う相手は、まだ決まっていない。カーディナルスが開幕戦で対戦するのは、シーズン3試合目のドジャースだ。27歳のローガン・ウェブ(サンフランシスコ・ジャイアンツ)も、マイコラスと同様。こちらは、パドレスに対して投げる。
開幕戦で対戦する、ダルビッシュとドジャースの打者については、こちらで書いた。