ダルビッシュ有vs.ドジャースの打者。得意な相手と苦手な相手は!? 大谷翔平とは開幕戦で初対戦
3月20日、ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)は、開幕戦の先発マウンドに上がり、メジャーリーグ12年目のスタートを切る。パドレスのホーム・ゲームなので、この試合だけでなく、2024年のレギュラーシーズンも、ダルビッシュの投球から始まる。
これまでのレギュラーシーズンにおいて、ダルビッシュは、ロサンゼルス・ドジャースに対して12試合で投げている。シカゴ・カブス時代の2019年に1試合と、パドレスへ移った2021年以降に11試合だ。
計75.2イニングの防御率2.38は、10登板以上の12チームのなかで最も低い。12登板中10登板は、2失点以下にとどめている。にもかかわらず、試合は6勝6敗。カブスが1勝0敗、パドレスは5勝6敗だ。ダルビッシュ自身は4勝5敗。それ以外の3登板は、白星も黒星もついていない。
開幕戦のアクティブ・ロースターに入るであろう、ドジャースの野手13人との対戦成績は、以下のとおり。大谷翔平とテオスカー・ヘルナンデスの2人とは、初の顔合わせとなる。
11人中9人は、被打率.200以下。ただ、ムーキー・ベッツに打たれた6安打のうち、4本は長打だ。
また、フレディ・フリーマンには、2021年と2022年にホームランを1本ずつ打たれている。2022年のディビジョン・シリーズ第2戦を含めると、計3本だ。この試合は、5.0イニングを投げて3失点(自責点3)。失点は、フリーマン、マックス・マンシー、トレイ・ターナー(現フィラデルフィア・フィリーズ)のホームランによるものだ。パドレスは5対3で勝利を収め、ダルビッシュには白星がついた。
スタットキャストによると、フリーマンにホームランを打たれた球種は、95.1マイルの4シーム、81.0マイルのナックル・カーブ、85.9マイルのスライダー。それぞれ、レフト、ライト、センターへ打ち返された。
なお、ダルビッシュがメジャーリーグで開幕投手を務めるのは、2017年、2021年、2022年に続き、4度目となる。
テキサス・レンジャーズ時代の2017年は、クリーブランド・インディアンズに対して投げ、6.1イニングで4失点(自責点4)。レンジャーズは、ルーグネッド・オドーア(現・読売ジャイアンツ)の2本塁打などで5点を挙げ、ダルビッシュが降板した時点では1点リードしていたが、そこから逆転負けを喫した。
2021年と2022年は、どちらもアリゾナ・ダイヤモンドバックスと対戦し、2試合ともマディソン・バムガーナーと投げ合った。ダルビッシュは、4.2イニングで4失点(自責点4)と6イニングで無失点。2022年は、被安打ゼロのまま、マウンドを降りた。2021年はパドレスが勝ったが、ダルビッシュに白星はつかず。2022年はダイヤモンドバックスが勝っている。