新社会人と20歳代が考えておきたい クレカ選びの重要ポイント3つ【'23年最新版 実名紹介あり】
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クレカは社会人の決済手段として必要不可欠
前回、新社会人の銀行口座選びについて解説しました(リンクはこちら→「新社会人のためのメインバンクとクレカ選びのコツ教えます:銀行選び編【'23年最新版 実名紹介】」)
今回はクレジットカード選びについて解説したいと思います。
まず、クレジットカードの必要性を確認しておきましょう。社会人になったらクレジットカードのない生活はもう考えられなくなります。例えば
- ECサイト(Amazon、楽天、Yahoo!ショッピング等)の決済方法として
- スマホの料金支払い等各種固定費支出の支払い方法として
- 店頭でのキャッシュレス決済手段として
- 電子マネーのチャージ手段として
などのシーンでクレジットカードが重要になります。
学生時代に作った学生専用クレジットカード、あるいは学生として情報登録されている一般のクレジットカードは、利用範囲が小さいことも多く、社会人となったむね変更を行うか、社会人として新規に作成をするか検討することになります。
一方でクレカの基本ルールを最低限度、以下の4点は覚えておきましょう。
- その場でお金は払わずにすむが、後日まとめて銀行口座から引き落とす
- 1回払いであれば利息はつかないが、3回払い以降あるいはリボ払いは利息がかかる(2回払いは利息なしだが選択できないこともある)
- 利用額に応じてポイントが貯まる(一部ポイント付与対象外の取引もある)
- 利用限度額(上限)が設定されており、最初は少ないが利用状況によって変化することもある
注意したいのは「利息」です。分割払いやリボ払いの利息は、ネットで割安な買い物をしてもそれを打ち消すインパクトがあります。基本的には一括払いで利用してください。
それではカード選びのポイントを紹介しましょう。
クレカ選びは「年会費無料、ポイント還元率、電子マネーとの連携」に注目
最初のクレジットカードは、3つの視点で選んでみるといいでしょう。具体的には
- 視点1・年会費無料(初年度のみ、ではなくずっと無料であること。一度でも利用すれば1年間無料という設定ならアリ)
- 視点2・ポイント還元率が高いこと(できれば1.0%以上が欲しい)
- 視点3・電子マネーとの連携で便利・お得なこと
視点1:年会費無料 「カードを作ったら○○ポイント付与」のような初回に一度だけもらえるようなポイントは、「もらえればもらいたいが、それでカード選びは決めない」のが大事です。それよりも「年会費無料」の方が重要です。初年度のみ無料ではなく、永久無料が約束されているか、「年に一度利用すれば無料」のようなカードにします。
視点2:ポイント還元率については比較サイトも多いのでチェックしてみましょう。最近は高還元率を手にすることが難しくなってきた印象ですが、できれば1.0%以上が取れるカードを探して利用したいところです。
視点3:電子マネーとの連携は、「ビューカード→モバイルSuica」「PayPayカード→PayPay」のように組み合わせによって高還元率につながります。また、一部のカードは一部の電子マネーへのチャージはポイント付与対象外としていますので確認してください(例:楽天カードからWAON、nanaco、auPAY等へのチャージをしてもポイントがつかない等)。
メインバンク系列で選ぶか ECサイト等の系列で選ぶか
もうひとつのカード選びの視点としては、「メインバンクが発行しているクレカ」とするパターンと「ECサイト等を意識して選ぶクレカ」というパターンがあります。
例えば、三井住友銀行をメインバンクにしたので、三井住友VISAカードでカードを作る、というパターンが「メインバンクつながり」の例です。みずほマイレージクラブカードのようにクレジットカードとキャッシュカードが1枚で発行できるパターンもあります。
この場合、銀行のポイントプログラムにプラスの影響があれば、銀行とクレカ会社をセットにする意義があります。とはいえ「年会費無料」は最低要件として考えるようにしましょう。
もうひとつ、「ECサイト等の系列を意識してクレカを選ぶ」パターンもあります。例えば
・楽天グループのヘビーユーザー 楽天カード
・Amazonヘビーユーザー AmazonMasterカード
・Yahoo!ショッピング及びPayPayユーザー PayPayカード
・JR東日本エリアの利用者(Suica利用) VIEWカード
のような感じです。こちらは「年会費無料」は基本的に確保できると思いますが、もうひとつの魅力はポイント還元率アップでしょう。
楽天カードが、グループのサービスを活用するほど還元率がアップすることは有名です。自社グループのサービスとの連携でポイント還元率が高くなるビジネスモデルとなっています。
Suicaで通勤をしたり、コンビニの買い物をしている人の場合はVIEWカードを作っておけば「チャージ+Suica利用」で1.5%還元が確保できます。電子マネーの使い勝手でいえば、Suicaは最強ですからこれは便利です。なお、ビックカメラと提携のVIEWカードにしておけば、年会費は無料(ビックカメラで年に一度以上利用すればよい)となります。
ところで「VISA、Master、JCB」って何?
クレジットカードは、2つのブランドが並ぶのが基本です。
例えば、セゾンカードという有名なカード会社がありますが、同時に「VISA、Master、JCB」のいずれのかのロゴがつきます。楽天カードでもVIEWカードでもこれは同様です。発行時に選択できるケースと、ひとつが自動的に決まっているケースとがあります。
「VISA、Master、JCB」というのは「国際ブランド」と呼ばれるもので、多くのクレジットカード取扱店が対応できる仕組みです。ちなみに世界で通用する3大ブランドのうちJCBは日本の会社です。
利用時には基本、「クレカで支払います」といえば問題なのですが、その理由はこの3大ブランドがほとんどの決済端末の対象となっているからです。ごくまれに「VISAとJCBのみ」のようなお店があるので、こうした場合、Masterのカードは使えないことになります。
2枚目以降のクレカを作るときは、「1枚目の国際ブランドと違うブランドを持つ」ということを意識してみるといいでしょう。」
カード作成時の注意 「リボ設定」はしないこと
ところで、クレジットカードを新規に作るときは、支払い方法に注意してください。
カードを作るとき、「リボ払い」をデフォルトで設定されるクレカが最近はあります(リボ払い設定にするとポイント付与されたりポイント還元率が上がるようなケースも)。リボ払いは実際の利用額に関係なく、返済額は指定の定額(そして低額)ですむ仕組みです。
一見便利なようですが、返し終わってない分は「借金」として残り、返し終えていない残高全てに利息が計算されて上乗せされる、実は怖い仕組みです。リボ払いを安易に利用すると、借入残高はどんどんふくらんでいきますので注意しましょう。
どうしてもリボ設定をしなければならないクレジットカードの場合は、返済額について決定できる欄があるはずなので「20万円」のように高額設定をしておきます。こうすると、利用額が20万円を超えない限り、翌月に全額が請求されることになり、「翌月一括払い」とほぼ同じことになります。
基本的には「1回払い(一括払い)」を指定し、翌月に支払ってしまいましょう。これで払えないなら使いすぎということです。クレジットカードは便利な仕組みですが、バランス良く利用を心がけましょう。
カードが届いたらスマホでいくつか設定しておこう
さて、クレジットカードが書留で届いたら(最近はその場で番号が発行されることもあります)、いくつかやっておくことがあります。
- カードの裏側に署名をしておく(ナンバーレスカードなど署名欄がないものもある)
- クレカ会社のアプリをスマホに入れて初期設定しておく
- キャッシュレス決済を積極的にやる場合は、スマホに登録しておく(Apple PayもしくはGoogle Wallet)
アプリの設定が済んでおけば、利用履歴のチェックができたり、家計簿アプリに自動取り込みができるようになります。
また、Apple PayやGoogleウォレットの機能を使い、スマホに登録しておくとコンビニでの支払いが便利です(コンビニ支払いについて高還元率設定のカードも多い)。
・紛失時対策をしておく(一番簡単な方法はカードの両面を撮影しておくことだが、パスワード設定してあるクラウド等に保存するなどセキュリティ対策しておくこと)
もやっておくといいでしょう。
(まとめ)
クレジットカードは社会的信用を手にする第一歩です。最初のうちは少額の利用からスタートし、きちんと翌月以降の返済が可能であることを確認できたら、少しずつ利用範囲を広げてみましょう。