【静岡/浜松】忍者系ラーメンってなに?”黒いスープ”のラーメンが大迫力でドーンやって来た
はらぺこライターの旅人間です。今回は静岡県浜松市にある人気のラーメン屋さんを紹介しましょう。私は今まで知らなかったのですが浜松には”忍者系ラーメン”と呼ばれるご当地ラーメンがあるという。別名”遠州ブラック”とも呼ばれているらしいが…一体どんなラーメンか?食べに行ってみた。
この店は「荒野のラーメン 夕陽のラーメン」という。東名高速道路の浜松西ICから車で約7分ほど走った場所にある。
「とても混むので早めに行った方が良い」と教えてもらったので、夜の開店時間となる17時頃に行ってみた。すると店名にふさわしく、背景に夕日が眩しく照り付けていた。それにしても”荒野のラーメン”とは変わった名前だ…。
そう思いながら、店内に入ると、なんと!店内は西部劇のような雰囲気だった。
お店の方にお話を聞くと、これらはオーナーの趣味だとか。アメリカの西部劇映画『荒野のガンマン』のイメージされているそう。忍者系ラーメンについても聞いてみたら「オーナーがそうゆうの好きで…」と苦笑い。
聞けば聞くほど、頭が混乱するような。分かったような、分からないような。この事についてはウィキペディア(Wikipedia)に詳しく書かれていた。
メニューには遠州ブラックと称される名物の「支那そば」の他に”徳島ラーメン”や”土佐っ子ラーメン”がある。静岡県でなぜ四国?と改めて質問してみた。するとオーナーが”よさこい”好きで四国に良く行くからだとか。
その土地の味に惹かれ、独自に開発したそうだが、これがまた爆発的な人気だとか。ますます興味深い。
知れば知るほど何を食べようか色々と迷うが、今回は看板メニューの「支那そば」をチャーシュー麺で注文してみた。
すると噂に違わぬ”黒いスープ”をしたラーメンが大迫力でドーンやって来た。
立ち上がる湯気と共に、中華スープ特有の香ばしさが鼻を襲う。写真を撮るのを妨げるような旨みの詰まったイイ香りだ。
チャーシューは厚めで箸で摘まむと重みがある。
しっかり染み込まれた味付けに炙った旨みと柔らかさと、蕩ける感じが同時にやって来る。これだけでご飯が進む。ちなみに別途で小ライスを注文した。
黒いスープは見た目とは違って優しい味。醤油辛さなどは感じない。
このギャップが多くの人を引き付けるのだろう。尖った味ではなく明らかに万人向けで、食べやすくてクセになる。
自家製麺は、細麺のストレートでツルッとした食感と硬めの歯応えが印象的。しっかりスープに浸して一気に食べると爽快だ。
浜松名物といえば、「浜松餃子」が有名で”ご当地ラーメン”があるという認識はなかったが、これは実に面白い。
浜松市の観光課にも”遠州ブラック”について問い合わせ確認してみたら、やはりご当地グルメとしては餃子が圧倒的に人気で、現時点でラーメンに関してはコアなファンの間で人気を博している状況だという。
ただTVでも紹介されたり、注目度はあがって来ているそうだ。
ラーメンを食べ終え、店に出る頃には次から次にお客さんが来ていた。なかなかの人気っぷりだ。次は夜限定の「夕陽のラーメン」に挑戦してみたい。
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荒野のラーメン 夕陽のラーメン
住所:静岡県浜松市中央区大山町2796−3
営業時間:11:00~14:00/17:00~20:40
定休日:火曜
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