JR京都駅から歩いて約3分!このラーメンを知らずに帰るのは勿体ない
はらぺこライターの旅人間です。今回はJR京都駅から歩いてスグ、”京都ラーメンのルーツ”と言っても過言ではない中華そば専門店について。京都駅に来て、この店の存在を知らずに帰るのは勿体ない!とまで言いたくなるお店です。
その店の名は「新福菜館 本店」。関西では知名度の高い人気店の一つ。
JR京都駅は京都劇場の方面から抜け、細い路地を歩き東へ3分ほど。同店は京都を代表するラーメン界の老舗、1938(昭和13)年に屋台から始まり、現在は暖簾分けの店が複数あるので「本店じゃないけど食べたことある」って方も多いはず。ただ、やはり本店は別格でしょう。
お店の前には行列が絶えない。外で待ち、中でも少し待つ。店内は「ザ・食堂」のような庶民的な雰囲気でお洒落の「お」の字もない。厨房は慌ただしく、油で少しギトッとした床、そして店内は中華料理店によくある鶏ガラと醤油が混じったニオイが漂う。このような店は決まってハズレが無い。
さて、今回はシンプルに「中華そば(並)」を注文した。「おいおい、一体全体これのどこがシンプルなんだよ」と突っ込みたくなるチャーシューの量。間違って注文したかしら?と思ってしまうほどのボリュームである。
それにしても…、スープが黒い。
この真っ黒なスープこそが同店の特徴。鶏ガラをベースにした濃厚スープの中には麺がしっかり浸かり、チャーシューで蓋をしてネギで彩っている。
こりゃ~醤油辛いんだろうなぁ~
って思うでしょ?ところがどっこい!意外とアッサリ、それでいてコク深い。だから見た目からは想像出来ないが万人向け。実はとっても食べやすいのだ。中華スープの魅力をギューっと詰め込んだような食べごたえである。
「見た目は濃そう、コッテリしてそう、でも食べたらアッサリ」これは京都ラーメンの特徴でもあり、その文化を作り上げた味わいとも言える。
もし、お腹に余裕があるなら「ヤキメシ」もおすすめ。中華そばのスープと同様、黒みを帯びた色がまた食欲をそそる。勝手なことを言うなら、ヤキメシだけで1店舗出しても勝負できるほどの美味しさである。
まぁ、味の好みは人それぞれ。人気店であればあるほど様々なレビューが飛び交うのは当然のこと。だたし、やっぱり本物は違う。京都に来たら「新福菜館 本店」の味わいを体感してみては如何だろうか。
新福菜館 本店
住所:京都市下京区東塩小路向畑町569
電話番号:075-371-7648
営業時間:9:00 〜 20:00
定休日:水曜
公式ホームページ(外部リンク)
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