スタバのポイントプログラムが改定 便利になったか改悪か検証してみた
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スタバのポイントプログラム「スターバックスリワード」がリニューアル
コーヒーチェーン店はそれぞれのプリペイドシステムやポイントシステムを持っています。
タリーズカードは利用時に10円割引となりますし、上島珈琲はチャージ時に3~10%ポイント還元となります(利用回数が多い人ほど還元率が高くなる仕組み)。
ドトールおよびエクセルシオールで使えるドトールバリューカード(DVCアプリ)も2000円以上のチャージで5%~のポイント還元をします。
カフェドクリエのほうはというと、会計時に5%オフとなります。またアプリ登録をした場合、クレジットカードからチャージができることがほとんどで、これはクレカのポイントをさらに獲得する「二重取り」です。
いずれにせよ、リピーターが事前にチャージをしてお金を先払い(プリペイド)してくれる場合、相当の「お得」が用意されています。
スターバックスはというと、チャージ時にポイント還元したり、利用時に割り引きする仕組みはありませんが、ポイントプログラムを用意しています(クレカのポイントはゲットできる)。
それが2023年1月11日にリニューアルされて、ちょっと話題となっています。
スマホのポイントアプリについて、いろいろ記事を書いている私としてもこれは見逃せません。皆さんと一緒にチェックしてみましょう。
過去記事はこちら
2017年10月 スタバのポイントプログラム開始。お得かライバル店と徹底比較。10%超還元の「最強はU」?
2021年1月 スタバが全店でSuica、PayPay対応へ でも「あの方法」なら10%以上お得に飲めるかも
還元率等の基本ルールで改悪はなし ホッとする人も多かったのでは?
さて、最初に気になるのはポイントの還元率です。スターバックスでは、ポイントをスターと呼びます。
支払い54円(税込み)あたりスターが1貯まります。利用時にスターバックスのアプリやカードで支払いをするとコツコツ貯まっていくイメージです。そう聞くと「108円で2ポイント相当ということは約2%還元か」と思いますが、「1スターは1円相当のポイントではない」ので注意です。
150スターを1枚の電子チケットに交換しこれで700円相当の商品と交換できる仕組みとなっています(このプログラムをスターバックスリワード、交換したチケットをスターリワードと呼ぶ)。あえて1スターあたりの価値を換算すると4.66円相当。108円で2スターということは、ざっくり9%を超える還元率ということになります(会計時の端数切り捨て、利用時にお釣りが出ない分を考慮すると6~8%くらいになるがそれでも大きい!)。
さて、この魅力的なポイント還元率ですが、ここについては変更がありませんでした。
これはありがたいことです。スターバックスに限らず、コーヒーチェーンの多くが2022年は大幅値上げに踏み切っています。一杯のコーヒーの値段は徐々に高まる中、無料クーポンに引き換えるレートは据え置かれたことは朗報といえます。
スターバックス:スターバックスリワード リニューアル
150ポイントためなくても交換できるように! これは便利
それでは何が変化したかというと、スターの交換の仕組みです。今までは150スターを700円(持ち帰りの税込価格)までの範囲で商品に交換できる1種類の選択肢しかありませんでした。
これはこれで「ときどき交換してフラペチーノを頼む(お釣りは出ない)」のような感じで使える仕組みで悪いものではありません。しかし、150スターということは、8100円の利用が必要です(1スターに満たない端数の切り捨てが生じるので、実際にはそれ以上)。
月イチくらいのペースで300~400円の利用だと、スターの期限(1年後の翌月1日が有効期限)のほうが気になってしまう感じでした。今まではどちらかというとヘビーユーザー向けのポイント還元策とされていたわけです。
これが、
30スターで交換……持ち帰り50円、店内54円のカスタマイズチケットに交換
100スターで交換……持ち帰り価格300円、店内305円までのフードチケットに交換
150スターで交換……持ち帰り価格700円、店内713円までのドリンクチケット、フードチケット、コーヒー豆等チケットのいずれかと交換
400スターで交換……1900円、1936円までのコーヒー豆等チケット、グッズチケットと交換
という4段階の交換レートが設定されました。これにより「150は貯まらないけど、ときどき30スターを使ってカスタマイズするのはおもしろそうかも」のようなライトな使い方ができるわけです。
フードメニューについてもスタバはちょっと割高(だが美味しい)ため、なかなか手が出なかったという人が、「100スター使ってお試しで食べてみようかな」のような使い方もできることになります。
もちろん150スターの交換は残っていますし、交換レートでいえば30ないし100スターとの交換よりお得になっています(150と400スターはあまり交換レートは変わらない)。
ホームページ上では今回のプログラムリニューアルについて「まいにち派も、ときどき派も」というコピーを示していますが、まさにライトユーザーにとってはありがたい改定といえますし、ヘビーユーザーには変わらずのサービスが維持されることになります。
アプリのアップデート、カードのリワード登録を忘れずに!
スタバのプログラム改定は、基本的に利便性向上ということになりますが、注意したいのは2点です。
まず、スマホアプリ利用者はアップデートをすることです。スタバアプリのチケット交換は旧バージョンのままだと3月1日で利用不可となります。AndroidおよびiPhoneのアプリストアに移動し、アップデートをしておきましょう。
プリペイド式のカードを使って支払いをしていた人は、リワードの会員登録をしっかりしておきましょう(マイスターバックスのページで登録。スマホアプリは通常、初期設定で登録が求められる)。今までポイントに興味がなかった人もこれ以降はチケット交換のチャンスが増えますが、リワード登録がホームページ上で完了していないとそもそもスターが貯まっていないことになるからです。
また、スターの有効期限は1年後の翌月1日までなので貯めすぎて失効することのないようにしてください。アプリ上での案内や登録メールへの通知などがありますのでよく確認をしてください。
……さて、このコラムを私はコメダ珈琲で書いているのですが、さっそくこのあとスタバに移動して、新商品の先行オーダーをしてみようと思います(1月17日まで、アールグレイブーケティーラテが会員限定先行発売中)。
実はこれもリワードプログラムの特典のひとつ。しかも今ならチケットを引き換えるとカスタマイズチケットを1枚もらえる企画もやってます! スターバックスリワード、ぜひ利用してみてください。