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大谷翔平が初回にホームランを打ち、山本由伸は初回にホームランを打たれる

宇根夏樹ベースボール・ライター
大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)Oct 17, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 ナ・リーグのリーグ・チャンピオンシップ・シリーズ第4戦は、両チームが初回に1点ずつを挙げた。ドジャースは、大谷翔平が先頭打者ホームラン。メッツは、フランシスコ・リンドーアが遊撃ゴロに仕留められた後、マーク・ビエントスがホームランを打った。打たれた投手は、それぞれ、ホゼ・キンターナ山本由伸だ。

 大谷は、前日の第3戦もホームランを記録している。第3戦は5打席に立ち、5打席目にホームランを打ったので、2試合連続と2打席連続ということになる。

 ポストシーズンのホームランは、ここまで3本だ。最初の1本は、ディビジョン・シリーズ第1戦の2打席目に打った。

 一方、ビエントスのホームランは、大谷より1本多い。それまでの3本は、ディビジョン・シリーズ第2戦の2打席目と5打席目に、リーグ・チャンピオンシップ・シリーズ第2戦の2打席目に打ったグランドスラム。大谷と同じく、ビエントスもポストシーズン初出場だ。

 山本は、ディビジョン・シリーズ第1戦の初回にも、マニー・マチャド(サンディエゴ・パドレス)にホームランを打たれている。レギュラーシーズンとポストシーズンを合わせ、被本塁打は9本。そのうちの4本は、初回だ。また、初回の被本塁打4本中2本は、マチャドに喫している。

 山本のイニング別の失点については、第4戦が始まる前に、こちらで書いた。

「山本由伸はどのイニングの失点が多いのか。4月のメッツ戦は2回表と3回表に2失点ずつ」

 第4戦に初回にホームランを打った2人の2打席目は、大谷が3回表に四球、ビエントスはその裏に三振だ。

 これを書いている時点では、3回裏を終え、ドジャースが3対2とリードしている。

 3回表、ドジャースは、2死一、二塁から、トミー・エドマンの二塁打とキーケー・ヘルナンデスのシングル・ヒットで1点ずつを挙げた。

 山本は、3回裏、1死満塁のピンチを4-6-3の併殺打で切り抜けたかと思われたが、ビデオ判定の結果、判定が覆って一塁はセーフとなり、2点目を取られた。

 

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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