山本由伸はどのイニングの失点が多いのか。4月のメッツ戦は2回表と3回表に2失点ずつ
10月17日(日本時間18日)、山本由伸(ロサンゼルス・ドジャース)は、リーグ・チャンピオンシップ・シリーズ第4戦のマウンドに上がる。ここまで、ドジャースは2勝1敗。第1戦と第3戦に、ニューヨーク・メッツを完封した。第3戦に続いて第4戦も勝つと、ワールドシリーズ進出(=リーグ優勝)まであと1勝となる。
山本は、これまでに、レギュラーシーズンとポストシーズンを合わせ、20試合に登板している。各試合のイニング別失点は、以下のとおり。
失点は、最初の3イニングに集中している。1イニング目の失点が6度(15失点)、2イニング目が5度(8失点)、3イニング目は6度(11失点)だ。その一方で、4イニング目以降の失点は、計3度(3失点)に過ぎない。被本塁打も、8本中7本が最初の3イニングだ。1イニング目と2イニング目の被本塁打は、どちらも3本を数える。
最初の3イニング(1~3回)は57.0イニングで防御率5.05、その後の3イニング(4~6回)は37.2イニングで防御率0.48。なかでも、4イニング目と5イニング目は、まったく得点を許していない。
メッツに対して投げた4月19日も、2回表と3回表に2点ずつを取られた。エラーも絡んでいるので、自責点は4ではなく3だが、どちらのイニングも被安打は2本。2回表にホームランとシングル・ヒット、3回表は二塁打とシングル・ヒットを打たれた。
メッツは、この試合で山本から3安打のハリソン・ベイダーを、第4戦に「8番・センター」として起用する。3安打の内訳は、2回表にシングル・ヒット、4回表に二塁打、6回表にシングル・ヒットだ。1本目のヒットで、1打点を挙げた。このポストシーズンは、7打数1安打。10試合に出場しているものの、先発出場はディビジョン・シリーズの第2戦しかない。
なお、第4戦に山本と投げ合うのは、ホゼ・キンターナだ。こちらは、レギュラーシーズンとポストシーズンに計33登板。1イニング目が防御率3.00、2イニング目が防御率3.82、3イニング目が防御率3.58、4イニング目が防御率3.41、5イニング目は防御率3.00となっている。ただ、6イニング目の防御率は5.06だ。