沖縄では2週連続の台風接近 11日(日)は先島諸島が台風12号の暴風域に
沖縄では2週連続、台風が接近
沖縄では、2週連続の台風接近となっています。台風11号は8月31日(水)に猛烈な勢力で大東島地方にかなり接近したのち南下して停滞。その後、大型で強い勢力で9月3日(土)に多良間島付近を北に進みました。先島諸島の南海上で台風の動きが遅くなったため、先島諸島では24時間以上、台風11号の暴風域に入っていました。今週末は台風12号が接近し、台風11号の後片付けが出来ないまま、台風が接近し県民を困惑させています。
海面水温は低くなっても28度以上
沖縄周辺の海面水温は、28度~29度くらいで、台風11号の通過に伴い低くなったものの、台風が進んできた南海上の海面水温は30度くらいで、平年より1度程度高くなっています。
台風12号 11日(日)夕方以降、先島諸島が暴風域に
11日(日)は、台風12号が先島諸島を暴風域に巻き込みながら接近する見込みです。11日(日)の夕方から夜には、八重山地方が暴風域に入る見込みで、宮古島も12日(月)の明け方には暴風を伴うおそれがあります。
12日(月)の朝には、台風の中心が西表島付近を直撃する可能性があります。先島諸島では、最大瞬間風速が40メートル~60メートルの風が吹くおそれがあり、また、大雨や高波、高潮にも警戒が必要です。
竹富町の投票箱の輸送は船が欠航のためヘリに切り替え
11日(日)は、沖縄県知事選挙の投票日です。竹富町ではもともと10日(土)が投票日でしたが、同日は台風接近に伴い投票時間を早めに切り上げました。西表島から石垣島へ向かう船が欠航したため、海上保安庁のヘリで石垣島に投票箱を運びました。
今回の台風12号も、先週末に接近した台風11号のように、先島諸島では、長時間にわたり暴風の影響を受ける恐れがあり警戒が必要です。
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