自公ナチス体制がいよいよ露骨になってきた
フーテン老人世直し録(118)
霜月某日
「今度の総選挙は自民党と公明党がナチス型政治に近づく第一歩になる」とブログに書いたが、その通りの展開が生まれてきた。自民党がテレビ局の選挙報道に警告を発したというのだ。
報道によれば自民党の萩生田光一副幹事長と福井照報道局長の連名で在京のテレビ局に「選挙時期における報道の公平中立ならびに公正の確保についてのお願い」との文書が20日付けで送られてきた。
そこにはかつてテレビ朝日の椿報道局長が「自民党を下野させる事を目的に報道した」と発言して問題になった事件をふまえ、街頭インタビューや資料映像などの報道で政治的中立性を求めてきたというのである。世界の民主主義国で、選挙を前に報道機関に対しこんな警告を発する政党があるという話をフーテンは聞いた事がない。
テレビ朝日の椿報道局長の発言は、「田原総一朗と久米宏が反自民の報道で細川政権を誕生させた」という思い上がりも甚だしい妄想を述べたもので、アホな報道局長が自分で自分の首を絞めた話である。それを自民党がいまだに被害者意識でいるとすれば、自民党もまた椿氏と同レベルの妄想政党という事になる。
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