【大阪府豊中市】キラキラと透き通る美しさ“食べるあじさい”で梅雨の疲れを癒そう
もう既に梅雨入りしている地域もありますが、いよいよ大阪も梅雨が近づき、気温だけでなく湿度も高い日が増えていきそう。
そんな梅雨の時期に食べたい「豊中駅」近くにある『豊中京富』の和菓子を紹介します。
お店の様子
阪急宝塚線「豊中駅」から徒歩2分、木製の引き戸が目印です。
1843年(弘化元年)に創業した大阪市北区堂島の『京富』の暖簾を受け継ぎ、豊中で1969年に開業しました。
約2週間ごとに変わる上生菓子、厳選した大納言を使用した「もなか」、かわいい水色の羽二重餅が入った「ゆたか餅」など、店の奥で手作りしています。
上生菓子「あじさい」
上生菓子とは職人の技術の結晶が詰まった特に上等な生菓子で、季節を感じる趣を取り入れる特徴があります。
梅雨の時期の代表的な花と言えばあじさい。あじさいに見立てた上生菓子(313円)は、透明感があってキラキラしていました。
ブランデーと砂糖が入った寒天は小さく切ってあり、食感が楽しい。
中は二重餡で粒餡と白餡が入っています。甘めなので梅雨の疲れが取れそう。
見た目もさわやかで、この時期にぴったりの和菓子です。
6月の和菓子の代表「水無月」
6月の和菓子と言えば、「水無月」(313円)も忘れてはいけません。6月30日は「水無月」を食べる日です。
京都では1年の折り返しにあたるこの日に、半年の間に身に積もった罪や穢れを祓い、残り半年の無病息災を祈願する神事「夏越祓(なごしのはらえ)」が行われます。
「夏越祓」に用いられるのが、白いういろうの上に小豆を乗せた和菓子「水無月」なのです。
旧暦の6月1日に氷を食べると夏バテ予防にいいと言われていて、天皇や皇族など身分の高い人々は、暑気払いに氷を口にしていました。
ただ、氷は貴重で庶民は口にすることができなかったそうです。
そのため、氷のかけらをかたどった三角形のういろうに、魔除けの力がある小豆をのせて、庶民にも食べられるようにと「水無月」が作られました。
今でもこのお菓子は6月限定、暑気払いと厄除けを願って食されるのです。
餡子がけっこう入っているので、あんこ好きに喜ばれそう。ういろうのモチモチ感もたまりせん。甘さ控えめで、あっさりしています。
6月が待ち遠しくなる和菓子の紹介でした。
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詳細情報
店名:豊中京富
住所:豊中市本町1-11-4 松原ビル1階
電話番号:06-6852-4031
営業時間:9:30~18:00
定休日:日曜日
アクセス:阪急宝塚線「豊中駅」より徒歩2分
HP:豊中京富
※全て税込み価格
※6月30日が日曜日で定休日のため、「あじさい」も「水無月」も6月29日までの提供となります。