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【大阪府豊中市】10月27日は「十三夜」。秋の収穫に感謝しながら月見団子をお供えしよう!

小澤まみライター(豊中市)

「十三夜」は神様に豊作を願い、感謝する行事です。「十五夜」(中秋の名月)同様、月見団子をお供えしましょう。

「豊中駅」から歩いて2分の距離にある『豊中京富』の月見団子をご紹介します。

お店の様子

阪急宝塚線「豊中駅」から徒歩2分。趣のある格子状の扉が目印です。

創業は1843年。『京富』の暖簾を受け継ぎ、1969年に豊中で開業しました。

店内のショーケースには、上生菓子やキラキラときれいな「琥珀糖」、かわいい水色の羽二重餅が入った「ゆたか餅」が並んでいます。

店の奥で手づくりされているそうです。

▲琥珀糖
▲琥珀糖

上生菓子

入り口正面のショーケースの左上に、上生菓子のコーナーがあります。

2週間ごとに商品が変わるので、その時の出会いを楽しんで!

10月27日が「十三夜」ということもあり、「月見だんご」(237円)を購入しました。

十三夜

「中秋の名月」と呼ばれる「十五夜」の約1か月後に巡ってきます。

▲9月29日の「十五夜(中秋の名月)」
▲9月29日の「十五夜(中秋の名月)」

「十三夜」は収穫に感謝することが目的のひとつ。栗や大豆、果物など、秋の実りと共に月見団子をお供えします。

「十五夜」と「十三夜」ふたつ合わせて「二夜(ふたや)の月」と呼ぶそうです。どちらか一方だけ月見することを「片見月」と呼び、両方見るのが良いとされています。

月見だんご

関西では里芋に見立てた形をしていて、周りにあんこを付けたものが多いそうです。

かつて「十五夜」に里芋が供えられていて、その名残から里芋に似せた月見団子が食べられているのだとか。

こちらのお店も里芋の形をしていました。

団子を覆っているあんこは、月にかかった雲を表現していると言われています。

団子はほんのり甘く、モチモチとしていて食べ応え十分。あんこは甘さ控えめです。

団子とあんこが、それぞれお互いの味を引き立ててくれています。

定番のお菓子

厳選された大納言を使用した「もなか」は1個162円。

皮はやわらかく、口に入れるとほろりと溶ける繊細さ。

粒あんは大粒で、とても贅沢。上品な甘さでした。

日本の風土や文化に育まれ、発展を続ける和菓子の魅力に触れることができました。

詳細情報

店名:豊中京富
住所:豊中市本町1-11-4 松原ビル1階
電話番号:06-6852-4031
営業時間:9:30~18:00
定休日:日曜日
アクセス:阪急宝塚線「豊中駅」より徒歩2分
HP:豊中京富
※全て税込み価格

ライター(豊中市)

読み手よし、書き手よし、世間よしの「三方よし」のライターを目指しています。読んでくれた方の「行ってみたい」「食べてみたい」という好奇心を掻き立てられますように。

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