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【大阪府豊中市】国や料理が毎日変わる!世界旅行気分が味わえるドリンク付き1,000円「サパナランチ」

小澤まみライター(豊中市)

ネパール語で「夢」を意味する「カフェ・サパナ」では、日本に住んでいる各国のシェフが作る家庭料理「サパナランチ」を日替わりで味わうことができます。私が訪れた日は、ベトナム料理でした。

お店の様子

2012年3月、阪急宝塚線「豊中駅」から徒歩3分の豊中市道本町第51号線沿いに誕生しました(2021年2月に隣に移転)。

カフェであり、交流スペースでもある店舗で、世界各国の多彩な食文化と出会うことができます。

訪れた時は席がほぼ満席でした
訪れた時は席がほぼ満席でした

さまざまな国の料理自慢のシェフが、各国の家庭料理を日替わりで提供してくれるランチ「サパナランチ」は、ドリンク付きで1,000円ととってもお得です。

10月のスケジュール。スケジュールはFacebookで確認できます
10月のスケジュール。スケジュールはFacebookで確認できます

シェフや国、料理の中身は毎日変わりますが、ランチは「サパナランチ」一種類のみなので、席に着くとすぐに料理の準備をしてくれます。忙しい方や時間がない方にもおすすめです。

看板にはその日の「サパナランチ」を担当してくれるシェフや出身国の紹介が
看板にはその日の「サパナランチ」を担当してくれるシェフや出身国の紹介が

店内の世界地図には、その日のランチを作ってくれるシェフの出身国に印が付けてあり、訪れた日はベトナムでした。

国や料理が毎日変わるので、日本にいながらにして世界を旅行している気分を味わえます。いろいろな国の料理にも詳しくなれそう。

ランチの用意は20食ほどのため、確実に食べたい方は事前に予約をして、取り置きをしてもらう方がいいかもしれません。

ベトナム人のボディさんの「サパナランチ」

とても気さくな女性、ボディさんのランチメニューは

  • 鶏肉と生姜煮込み
  • 揚げ春巻き
  • 野菜炒め
  • ゆで卵
  • 野菜スープ
  • 豆チェー
  • ドリンク

ランチタイムのドリンクはコーヒー、紅茶、チャイ、ジュースから選べます。

提供された料理を見ると、コーンご飯とサラダまで付いていて、これで1,000円だなんて!とさらにうれしくなりました。

ベトナム料理に欠かせない発酵調味料の一つ「ナンプラー」は、はカタクチイワシを発酵・熟成させた魚醤です。豚肉で巻いた春巻きとも相性が良いそう。

さらにどんな料理とも合うとのことで、サラダや野菜炒め、ゆで卵にも付けて食べました。もう心は一気に東南アジアへ。

鶏肉と生姜煮込みは生姜がしっかりきいていて、体が熱くなりました。肌寒い日だったので、体を温めてくれる食べ物が染みます。

野菜スープにはトマトが。寒い朝に飲みたい、優しい味でした。

「チェー」は、豆や芋、果実などが入ったベトナムの伝統的なスイーツです。温かいものと冷たいものがありますが、この日は温かい「チェー」でした。豆がいっぱい入っていて、ほっとする甘さです。

「国際交流の会とよなか(TIFA)」について

運営は非営利活動法人「国際交流の会とよなか(TIFA)」です。世界と出会えるカフェ&交流スペース「カフェ・サパナ」の運営だけでなく、在住外国人の支援なども行っています。

女性の自立支援の取り組みの一つとして、「カフェ・サパナ」の1階や2階(TIFAの事務所)では、ネパールの女性が手作りした暖かそうな帽子や手袋などの販売も。

1階の様子
1階の様子

また、安心して暮らせるように在住外国人の支援、海外からの研修受け入れなどの国際交流、世界各国の文化に対する理解を深め、グローバルな視野を育てるための活動なども行っているそうです。

2階の様子
2階の様子

私は英語を話せないので、国際交流や国際協力と聞くと難しく感じてしまいます。ですが、「カフェ・サパナ」で世界の多彩な食文化にふれ、シェフのボディさんとお話をしたことで、世界をぐっと身近に感じられました。食事をすることも国際交流や国際理解につながるのですね。

詳細情報

店名:カフェ・サパナ
住所:豊中市本町3-3-2-101
TEL:06-6840-1014
営業時間: 10:00~15:00(ランチタイムは11:30〜なくなり次第終了)
定休日:土・日曜日、祝日
アクセス: 阪急宝塚線・豊中駅より徒歩3分
HP:カフェ・サパナ
SNS:Instagram
※税込み価格

ライター(豊中市)

読み手よし、書き手よし、世間よしの「三方よし」のライターを目指しています。読んでくれた方の「行ってみたい」「食べてみたい」という好奇心を掻き立てられますように。

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