【目黒区】婚礼衣装を思わせるホテル雅叙園東京「聖夜樹2023」は、サステナブルなクリスマスツリー
子どもが大きくなると、クリスマスツリーを飾ることもなくなり、なんとなく1年が終わっていく年の瀬。
美しいイルミネーションで煌めく街や、ツリーが飾られているショーウインドウを眺めているだけで、クリスマス気分を十分楽しめてしまいます。
古くから目黒の「顔」として圧倒的な存在感を放つのが日本美のミュージアムホテル「ホテル雅叙園東京」。
こちらに飾られるクリスマスツリーを見ないとなんとなく、1年が終わらない気がするのは私だけでしょうか。今年もしっかり見に行ってきました!
末広がりで、縁起の良いフォルム、雅でアートな飾り付けが美しい「ホテル雅叙園東京」の「聖夜樹2023」
ホテルのエントランスを入り、真正面に飾られているクリスマスツリー「聖夜樹2023」。2023年は真っ白な婚礼衣装を思わせるクリスマスツリーです。
「ホテル雅叙園東京」には膨大な数の婚礼衣装が眠っており、時代にそぐわなくなったデザインや経年劣化してしまったのものは廃棄される運命にありました。
そんな婚礼衣裳をアップサイクルして、サステナブルなクリスマスツリー装飾を始めたのが2021年からです。
「聖夜樹2023」は6着の色打掛と白無垢をベースにつくられています。飾られている手毬オーナメントは、紋服や長襦袢を使用し、ひとつずつ丁寧に木目(はめ)込んで手作りしたもの。
ツリー本体はいけばな草月流の師範・日向雄一郎氏によるもので、「晒しほうき木」を素材に使用し、繊細に透けるツリーを表現しています。
料亭としてスタートし、日本初の総合結婚式場として名をはせた「旧・目黒雅叙園」時代
「ホテル雅叙園東京」は結婚式場としての歴史が古く、日本初の総合結婚式場として館内に美容室や写真室、挙式場、披露宴会場などをすべて兼ね備えた場所として人気を博しました。
上写真は現在「ホテル雅叙園東京」にある東京都有形文化財「百段階段」で開催中の企画展「懐かしく新しい~レトロ~を旅する 古今東西ニッポンの風景」で撮影したもの。
「旧目黒雅叙園への旅」として、「清方の間」で開業当初からのパンフレットや新聞広告などの歴史資料を拝見してきました。
90年以上結婚式場としての歴史を刻んできた「ホテル雅叙園東京」。花嫁さんのハレの日を美しく彩ってきた婚礼衣装が、このような形で美しく蘇るのはとても素敵な試みだと思います。
「ホテル雅叙園東京」の館内にはたくさんのクリスマスツリーが飾られています
「ホテル雅叙園東京」のクリスマスツリーはロビー以外にもあちこちに飾られていて、それを見ながら館内を周遊するのも楽しみの一つ。
ブライダルサロンや招きの大門などでも、同じテーマの小ぶりなツリーが飾られていました。
眺めているだけで、師走のあわただしさを忘れて、優雅な気分になれます。
「ホテル雅叙園東京」のクリスマスケーキ予約はシュトーレン以外はすでに完売とのこと。今年は予約しそびれてしまったという方は、クリスマスアフタヌーンティーはいかがでしょうか。
12月25日(月)まではクリスマスアフタヌーンティーを「New American Grill ~KANADE TERRACE~」で開催中です。
果実の水分だけで作った苺のソース、フレッシュな苺の果実、シャンパーニュのジュレ、スグリの実を重ね、雪玉をイメージしたモキーブとホワイトチョコレートの繊細なスティックを添えグラススイーツの「シャンパンフレーズ」を始め、クリスマスをイメージした美しいスイーツがずらり!
セイボリーにもローストチキンやマカロニグラタンなど心温まるメニューや、シャンパーニュともよく合うマリネやプルドポークをご用意し、クリスマスの特別な高揚感を演出しています。
まるでクリスマスツリーのオーナメントを思わせるラインナップ。大掃除を早めに済ませ、ラグジュアリーなホテルで、ちょっと贅沢な午後をゆったりと過ごすのもいいですね。
ちなみに私、2022年は「ホテル雅叙園東京」のクリスマスアフタヌーンティーで優雅な年末を過ごしました。
「聖夜樹2023」の装飾も2023年12月25日(月)までですのでどうぞお見逃しなく。また、文化財・百段階段での企画展もぜひ!
■取材協力
【店舗概要】
ホテル雅叙園東京
住所:東京都目黒区下目黒1-8-1
問合せ先:03-3491-4111(代表)