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【目黒区】忘年会にまた行きたい、八丈島料理と焼酎が楽しめる「源八船頭 中目黒店」

Chikuwa地域ニュースサイト号外NETライター(東京都目黒区)

中目黒駅から徒歩約2分、「中目黒アリーナ2階」にある「源八船頭 中目黒店」。以前、新作メニューのお披露目会でおじゃましたことがあります。

この時、仕事中だったので八丈島の焼酎が飲めずに残念。ということでリベンジ来店です。

週末で混雑する「源八船頭 中目黒店」、かろうじて空いていたカウンター席に滑り込む

「酒盗クリームチーズ」をアテに生ビール
「酒盗クリームチーズ」をアテに生ビール

「源八船頭」は1980年創業。八丈島出身の先代夫婦が上京し、小岩でお店をスタートさせ、2023年4月にお店を引き継いだ現オーナーが中目黒店をオープンさせました。

八丈島の本格的な郷土料理や焼酎を楽しめるお店、島外ではそう多くありません。訪れた日は中目黒の「正覚寺」で御会式があった金曜日の夜。

2024年10月18日(金)に行われた正覚寺の御会式
2024年10月18日(金)に行われた正覚寺の御会式

20時過ぎでしたが店内はほぼ満席でかろうじて空いていたカウンター席を確保できました。酒盗クリームチーズをアテに1杯目は梅干しサワーを、同行した家人は生ビールを注文。

「源八船頭 中目黒店」自慢の魚料理を中心にいただくことにしました。

遅めの夕食を兼ねてだったので、お食事系を中心に注文

お腹が空いていたのでまず目に飛び込んだのは島寿司。他にもいろいろ食べたかったので「1人前 7貫」に押さえます。

この他、アジフライ、馬刺し、マグロのレアカツ、そらまめのフライ、〆に八丈島やきそばを注文しました。

揚げたて「アジフライ」

サクふわに揚がっているアジフライ。レモン汁をたっぷりかけていただきます。

夜に揚げ物はいけないと思いつつも、揚げたてアジフライの誘惑には勝てません。築地から仕入れた新鮮かつ肉厚のアジで、外はサクサク、中はふわっふわに揚がっていました。

臭みなどは一切なく、至福のおいしさです。

高たんぱくでうま味たっぷり「馬刺し」

他の肉に比べ、低コレステロール・低脂肪・高たんぱく質ということでヘルシーな馬肉。馬肉本来のおいしさが味わえる赤身で、口の中でとろけるようです。

お魚本来のうま味を閉じ込めた「マグロのレアカツ」

肉厚のまぐろをカツでいただく一品。高温でカラっと揚げて外側はサクサク、中はまだレアな状態です。

お刺身を食べているような、それでいて外側は火が通っているという不思議な食感。うま味や味わいがしっかり凝縮されていて箸が止まりません。

カラシで食べるのが八丈島流「島ずし」

料理人自らが市場へ出向き、確かな目利きで良質な鮮魚を仕入れている「源八船頭」。近海で獲れた旬の魚介類を醤油ベースのタレでヅケにし、わさびではなくカラシで食べるのが島のスタイルです。

カラシを付けるのは、島でわさびが栽培できなかったため。ちょっと甘めのシャリ、というのも八丈島ならではです。

八丈島焼酎のアテに「そらまめのフライ」

焼酎のお供にと注文したそらまめのフライ。薄いサクサクの衣に包まれたそらまめはホクホクでおいしく、お酒がついつい進んでしまいます。

最後に島唐辛子をきかせた「八丈島やきそば」

最後の〆にはやっぱり麺が食べたい。ということで「八丈島やきそば」です。

ベーコンやニンニクの芽、味付けはニンニクと塩味で、なかなかパンチの効いた味つけ。島唐辛子を効かせたピリ辛でペペロンチーノに近いイメージでしょうか。

お酒との相性も抜群で完食してしまいました。

流罪の歴史と関わりが深く、独自に発展した八丈島焼酎

「源八船頭 中目黒店」を訪れたなら、八丈島の焼酎を飲まずしては帰れません。今回は「八重椿」をオンザロックでいただきました。

「八丈島酒造」の「八重椿」
「八丈島酒造」の「八重椿」

八重椿」は島で最古参の酒造「八丈島酒造」が醸造しているもので、麦焼酎にさつま芋焼酎を少しブレンドすることによって控えめなやさしい甘さが特徴なのだそう。最初に麦が香り、後から芋のやさしい甘さが追いかけてきます。

芋焼酎は苦手な家人はレモンサワーを注文していましたが、「八重椿」ちょこっとを味見して「八丈島焼酎を頼めばよかった」と後悔していました。

「八丈島酒造」の芋焼酎は八丈島産を100%使用しており、白黄色芋系、紫芋系、橙色芋系と3つの種類をすべて一度に使うのが特徴。「八重椿」の他、「島流し」「江戸酎」「一本釣り」を製造しています。

麦麹に3種の芋を掛け、3年以上貯蔵熟成させた「江戸酎」は八丈島酒造のフラグシップとなっています。

(2024年3月撮影)
(2024年3月撮影)

八丈島ではこの他、「情け嶋(しま)」「八丈鬼ごろし」などを作る八丈興発、「ジョナリ―」「黒潮」などを作る坂下酒造、「島の華」などを作る樫立酒造の4つがあるそうです。

島外ではなかなか口にする機会が少ない八丈島焼酎。皆さんもぜひ1度飲んで欲しい、極上の味わいでした。

(2024年3月撮影)
(2024年3月撮影)

年末の忘年会はどこにするかまだ迷っているという方。ぜひ「源八船頭 中目黒店」で島の食文化を堪能してみてはいかがでしょうか。

焼酎は苦手、という方なら日本酒やウイスキーなどのラインナップも充実しているのでぜひ。

【店舗概要】

源八船頭 中目黒店Rettyページ
営業時間:月曜~木曜 16時~23時30分/金曜・土曜 16時~24時/日曜 17時~23時、
※ラストオーダーは閉店の1時間前
住所:東京都目黒区上目黒1-23-1 中目黒アリーナ 2F
問合せ先:03-3659-6636

地域ニュースサイト号外NETライター(東京都目黒区)

コピーライターからWebライターへ転身。アロマセラピスト・整体師としても時々活動しています。趣味はカンフー(八卦掌・長拳)と古代史(関裕二先生のファン)。目黒区の魅力やおもしろいところを発信していきます。取り上げて欲しい目黒の穴場や情報もぜひお寄せください!

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