「偽SB」の常態化。グアルディオラ、クロップ、ミチェル…戦術家の頭の中を覗く。
戦術の先に、見えてくるものがある。
近年、欧州のフットボールシーンで、トレンドになっているのが「偽サイドバック」「偽センターバック」だ。簡単に言えば、最終ラインの一枚上げて、中盤を厚くする。ただ、効果はそれに留まらない。
■グアルディオラの愛好
この戦術について語る時、当然、言及を避けられないのがマンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督だ。
「ペップ」の愛称で親しまれる指揮官は当初、シティで【4−3−3】を使っていた。その【4−3−3】においては、9番タイプのCF(アグエロ)、突破力のあるウィンガー(マフレズ/スターリング)と純粋な適性に基づいた起用がなされていた。
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