テントが雨漏り?それって「結露」が原因だった!初心者キャンパーが雨の日キャンプで注意したい結露の話
雨の日キャンプデビューしたいと考えている初心者キャンパーの方もいらっしゃるのではないのでしょうか?
梅雨の季節は、キャンプ中に雨が降ってきたりすることも多くなるので、意図せずに雨の日キャンプをすることになることも多くなると思います。
雨に濡れないためにテントの中で過ごす、なんてこともあると思います。
雨の日キャンプの途中で「耐水圧も問題がないテントを買った筈なのに天井から雨漏りしている気がする・・・」と感じることもあるかもしれません。
テントが雨漏りしているような状態になる時は、縫い目や布地の破れが原因で、雨漏りしている可能性もあります。
しかし、大抵は雨漏りではなく「結露」が原因でテント内が雨漏りしているような状態になっているのです。
結露が起こる理由
テント内は空気が篭りやすく、湿気も籠るので、湿度が高くなりやすくなります。
湿度とは空気中に含まれている、水分の量を指します。
テントの中と外の温度を比べると、テントの中の方があたたかくなります。そのため、テント内のあたたかい空気が冷やされ、空気中に含まれる水分がテントの布地に水となって現れます。
冷たい飲み物を注いだコップの外側に水滴がつく現象が、テント内で発生していると考えると、イメージし易いですね。
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雨の日にテント内が結露しやすくなる理由
気温や地面の影響
雨の日は空気中の湿気のみならず、地面からの湿気にも影響を受けます。
また地域によって、乾燥しやすい場所やジメジメしている場所など、大きく差があります。
テント泊後の朝に、結露にしたテントを乾かすのは朝のキャンプ場でよくある風景です。
しかし夜間の結露であればまだしも、雨の日キャンプで就寝前に、雨漏りレベルの結露が発生するのは困りますよね。
忘れがちだけど致命的な原因があった!
雨の日キャンプは濡れないように、タープを張ってその下で調理などをおこなうキャンパーも多いでしょう。
ですが急な雨などでタープを張れないまま、テントの中で食事や飲み物のために、お湯を沸かしたり調理をすることもあると思います。
実はこれが、雨漏りレベルの水滴が発生する原因になります。
蒸発した水分が天井に付き、更にテント内の温度が上昇してしまうため結露を加速化させます。
結露の被害を最小限にするために
正しくテントを張る
インナーテントの上にフライシートを被せてフライシートをしっかり引っ張ってから、ペグダウンするのがテントの張り方です。
しかし、ペグダウンしていなかったり、ロープの固定があまいと水滴のついたフライシートがインナーテントに接触し、水滴がインナーテントを伝って室内に垂れてきてしまいます。
結露によって発生した水滴は、フライシートに付くのでフライシートをしっかりと張れていれば、水滴は室内に垂れてくることはありません。
湯沸かしや調理はテントの外で
そもそも湯沸かしや調理をテント外でおこなうと、結露をかなり抑えることができます。
雨が降っていると難しいかもしれませんが、降っていないのであれば調理はテントの外でおこなうべきです。
テント室内から手を伸ばして届く距離でお湯を沸かせば蒸発した水分はテント内にこもらず結露を抑えることができます。
通気性の良いテントを選ぶ
結露が起こる最大の原因はテント内と外の気温の差によるものです。テントのドアを開けてしっかりと換気ができていれば結露は少なくなります。
ソロキャンプ用のテントは内部が狭いため、大きなテントと比べると結露が発生しやすくなります。通気口が多いテントやペグダウンできる箇所が多いテント等を選ぶと良いでしょう。
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扇風機で換気をする
テント内と外の空気を入れ替えるために扇風機を使って換気する方法も古くから用いられる解決方法です。
一昔前はパソコン用のファンで扇風機を自作する必要がありハードルが高い解決方法でした。
しかし、最近はUSB充電可能な小型扇風機が各キャンプメーカーやホームセンターでも売られているので、気になる方は足を止めてチェックしてみてはいかがしましょうか。
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テント内の結露は居住性にも影響を与えますが、自宅でテントを管理する時にしっかりと乾燥させる必要があったりと、なるべく防ぎたい事柄です。
特にテント内で湯沸かしや調理をおこなうと、激しい結露が発生します。
実際に、雨の日キャンプをして結露に悩まされるキャンパーも多いと思います。少しの工夫で、雨の日キャンプを快適に過ごせるので是非お試しください!
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