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【和歌山/串本町】家族旅行におすすめ!ウミガメの子供と”ふれあい”もできる「串本海中公園」の魅力

旅人間はらぺこライター

はらぺこライターの旅人間です。今回は本州最南端の地、和歌山県の串本町にある水族館「串本海中公園」の魅力をシェアしましょう。

この水族館では、なんと!”ウミガメの子供”を手のひらで抱っこすることが出来る。少し珍しい体験が出来る水族館なのだ。

南紀串本「串本海中公園」とは?

大阪市内から車で約3時間、本州最南端に位置する和歌山県の串本町は自然豊かで美しい海が広がっている。この海は温帯と亜熱帯の生き物が分布し、世界的に珍しい海環境を持つという。

国道42号を走っていると海岸沿いに「串本海中公園」が見えてきた。ここは日本で最初に選ばれた海中公園(現・海域公園)として知られている。

同施設の水族館では、串本の海で見られる多種多様な生き物を約400種・4000匹展示されており、海中展望塔や海中観光船での海中観察もできる。

入館して、館内を進めば真正面に「串本の海」の魚たちが泳ぐ大水槽がドーンとある。近づけばサンゴがとっても美しい。

すると、一匹の魚がスイスイ~っと寄って来た。

そして、こちらに向かって何かを言っているよう見える。ん…?

きっと、単なる偶然にそう見えるだけだろう。

それにしても、まるで「ようこそ串本へ」と言ってるようだ。いや、表情から察するに「写真撮るのは自由だけどフラッシュはダメだぞ」かな?

妄想で「はいはい」と返事をしたら、プイッとした表情で去っていた。偶然とは言え、何だか面白い。

それにしても、魚がデカい!この串本にはこれほど大きな魚が泳いでいるのか?とにかく驚かされる。ここでは魚に目が行くが…

やはり「串本の海」の水槽では、サンゴが生い茂る部分にも忘れずに見ておきたい。サンゴの間を魚たちが泳ぎかう姿こそが、串本の海中の景観だからだ。

さて、館内を進めば、更に大きな魚がいた。

これはハタ科最大の魚「タマカイ」だとか。

案内によると成長すれば全長2mを越えるとある。隣にいた小学生の男の子が「なんじゃこりゃ~、でっけ~」と叫んでいたが、確かにビックリする大きさだ。

館内には、サンゴ礁やイソギンチャク、ウニ、ヒトデ、面白い生態、甲殻類と見やすいようになっている。その一つ一つが見所となっている。

例えば、「ここは癒し系だなぁ」って感じたのは、先ほどの”話しかけてきたように見えた魚”もそうだったが、他いくつかある。

例えば、この変な座り方をしているカニだ。「ちょっとリラックスし過ぎじゃないか」と突っ込みたくなる。妙にゆるい…。

このカニはサンゴ礁に生息する「アカモンガニ」といういうそうだ。普段から、こんな座り方をしているのか分からないが、おそらくタイミングが良かったのだろう。それにしても面白いではないか。

ちなみに、こちらはイソギンチャクと共生している「ソメンヤドカリ」。私が知らないだけかもしれないが珍しい。

そして、水族館を奥に進んで行くと…

長さ24mの「水中トンネル」がある。トンネルを歩けば、頭上から横に大型のサメやエイがスゥーっと通り抜けていく。

けっこうな迫力があって神秘的だ。

また、「半潜水型海中観光船ステラマリス」に乗ればサンゴの群生するポイントを巡ってくれる。そして、海岸から140mの沖合の「海中展望塔」は水深6.3mの海中の景観を観察することができる。

「海中観光船」と「海中展望塔」に関する記事はこちら

ここでは水槽の中の魚やサンゴではなく、自然のままの姿が見られる。

そして、もう一つ!最大の目玉がある。

それは当水族館で生まれた「子ガメ(うみがめ)タッチング体験」ができる。毎日12:30~14:30に開催している。これは絶対に見逃してはいけない。

では、早速体験してみよう。

子ガメは大人しく、目の前でスヤスヤ寝ている。スタッフの方曰く、ウミガメが手を後ろに回してペタンとしているのはリラックスしている状態だとか。

そ~っと受け取る。子ガメはじっとして動かない。

手渡しで、そ~っと受け取った瞬間、子ガメは「ん?」って表情を一瞬するが、再び安心したようにスヤスヤと寝始める。

手のひらにのった感覚は柔らかくてほんのり温かい。

斜めにしたり、無理に触ると、子カメは嫌がって目を開けて動き出す。そうなると落としたりして怪我をさせてしまうかもしれないのでNGだ。やさしく、水平を保ったまま、そっと手のひらにのせてあげるのがコツだ。

いやいや、これはヤバイほど可愛らしい。本当に。

この「子ガメ・タッチング体験」は毎日開催されている。

無料イベントで予約や申し込みは不要。12:30~14:30に館内の「ウミガメコーナー」に行けば参加ができる。

ちなみに、この子ガメたちは当水族館で生まれた子で、年齢は0~1才なんだとか。この体験に参加すると大人も子供も子ガメの可愛さにメロメロになってしまう。

すぐ後ろの「子ガメ水槽」では元気に泳ぐウミガメの姿も見られる。

屋外プールに出ると、そこでは子ガメの親である大ウミガメが暮らしており、ここではウミガメのエサやり体験もできる。

あの小さなウミガメちゃんも、将来この大きさになるそうだ…。

全国各地、水族館は色々あるが、ここはアットホームで癒し系といった印象だ。ド派手さはないが、水族館に海中トンネル、ウミガメタッチ、そして海中展望塔や海中観光船とバランスよく楽しめる。

この串本は本州最南端の地、最近はロケットの町としても注目を集めている。海の幸は美味しく、ドライブや旅行に最適だ。おすすめですよ。

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串本海中公園
住所:和歌山県東牟婁郡串本町有田1157
電話番号:0735-62-1122
営業時間:9:00 ~ 16:30
※半潜水型海中観光船は10:00 ~ 15:30
休館日:なし、年中無休
公式ホームページ(外部リンク)
公式instagram(外部リンク)
地図(外部リンク)

取材協力:串本海中公園

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はらぺこライター

旅行好きのライター。各地に伝わる伝説や民話、古くから地元で大切にされているモノを親しみやすく紹介したい|地元で人気の食堂やレトロな喫茶店巡り|”思わずクスッと笑ってしまうような”珍スポット探し|目標は個性的でヘンテコな旅本の出版|フォローして頂けたら嬉しいです。

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