今月のテック:次世代「5G」に向けて合併に乗り出すT-Mobile
トランプ大統領の政策は明確です。米国企業を強くし、米国人の雇用を増やすことに対する有効打を打ち続けていく。残りの任期もそうした明確なロジックを前提にすれば、読み解きやすくなってくるでしょう。
その文脈に載って、再チャレンジしているのが、米国第3位と4位の携帯電話ネットワーク、T-MobileとSprintの合併です。
Sprintは日本のソフトバンクの傘下であることが知られていますが、T-Mobileとの合併では、主導権をT-Mobileに渡してでも実現を引き寄せた格好になります。存続会社はT-Mobileとなり、再建に手こずっていたSprintを引き取ってもらう、と見ることもできます。
そんな新生T-Mobileは、合併の正当性をアピールすべく、第5世代移動体通信への移行を見据え、「世界の5Gのリーダーシップを米国に再び」というキャッチフレーズを持ち出ししました。いかにも、トランプ政権が好きそうなフレーズです。
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