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今月のテック:次世代「5G」に向けて合併に乗り出すT-Mobile

松村太郎ジャーナリスト/iU 専任教員
5Gを見据え、T-Mobile主導での米国3位、4位のキャリアの合併が進む。(写真:ロイター/アフロ)

トランプ大統領の政策は明確です。米国企業を強くし、米国人の雇用を増やすことに対する有効打を打ち続けていく。残りの任期もそうした明確なロジックを前提にすれば、読み解きやすくなってくるでしょう。

その文脈に載って、再チャレンジしているのが、米国第3位と4位の携帯電話ネットワーク、T-MobileとSprintの合併です。

Sprintは日本のソフトバンクの傘下であることが知られていますが、T-Mobileとの合併では、主導権をT-Mobileに渡してでも実現を引き寄せた格好になります。存続会社はT-Mobileとなり、再建に手こずっていたSprintを引き取ってもらう、と見ることもできます。

そんな新生T-Mobileは、合併の正当性をアピールすべく、第5世代移動体通信への移行を見据え、「世界の5Gのリーダーシップを米国に再び」というキャッチフレーズを持ち出ししました。いかにも、トランプ政権が好きそうなフレーズです。

https://newtmobile.com/sparking-the-5g-economy/

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ジャーナリスト/iU 専任教員

1980年東京生まれ。モバイル・ソーシャルを中心とした新しいメディアとライフスタイル・ワークスタイルの関係をテーマに取材・執筆を行う他、企業のアドバイザリーや企画を手がける。2020年よりiU 情報経営イノベーション専門職大学で、デザイン思考、ビジネスフレームワーク、ケーススタディ、クリエイティブの教鞭を執る。

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