「お米はとがないで!」栄養士が教える『お米の一番美味しい炊き方』
こんばんは!
栄養士食堂です。
突然ですが、皆さんはお米をといでいませんか?
実はそれ…今すぐやめてほしいんです!
今回は栄養士の私が「お米の一番美味しい炊き方」を詳しく解説していきます!
どんなお米(古いお米も!)でも美味しくなるので、気になる方は最後までお付き合いくださいね。
お米の一番美味しい炊き方
それではさっそく「お米の一番美味しい炊き方」を紹介していきます!
<材料> 2合炊く場合
・お米 2合
・ミネラルウォーター(軟水) お米を計った同じカップで2杯(2合分)
<方法>
①180mlの計量カップにお米を山盛り入れます。
②お米が盛り上がっている部分があるので、テーブルナイフなどを使ってすりきります。※お米がこぼれてもいいようにアルミホイルをひきましょう。
③ボウルにミネラルウォーターをためます。ここでは水道水ではなく、必ずミネラルウォーターを使うようにしましょう。
※お米は最初の水を7割吸収すると言われているためここではミネラルウォーターを使いましょう。
④②のお米をザルに入れ、③のボールに沈めます。
ここからはお米が水をグングン吸い始めるので素早くいきましょう。ザルを沈めたらさっと手でかき混ぜ、ザルを持ち上げすぐに水を捨てます。(5秒以内に!)
※混ぜるときはとぐのではなく、ゴシゴシ摩擦を加えず、手で優しくぐるぐる混ぜるように洗うだけ!
⑤ここからは吸水が安定し、あまり味に影響がないので水道水を使い洗っても大丈夫です。④と同じようにように手で優しくぐるぐると混ぜ、すぐにザルをあげる作業を2回繰り返します。
※水は濁っていてもOK!
⑥⑤の水を捨てます。ザルをあげたら、お米をザルに沿って薄く伸ばし、ラップをして冷蔵庫で5分程水を切ります。
⑦炊飯器に⑥のお米を入れ、必ずお米を量った同じカップで水を2杯(2合分)いれます。
※炊飯器のメモリを使うと、見る目線によって水の量が違う場合があります。
⑧⑦にラップをして(匂いが移らないようにするため)、冷蔵庫で浸水させます。夏場なら30分、冬場なら1時間浸水させます。
⑨セットし、⑧を炊飯ます。
⑩炊飯が終わったらすぐにしゃもじで混ぜ、完成です。いつもより工程が多く大変に感じるかもしれませんが、この方法で炊くと安いお米や古いお米でも美味しくなります!ぜひ参考にしてみてください。
<ポイント>
お米をとぐ(*)のではなく、洗うようにするのがポイントなのでよく覚えておきましょう。
*とぐ…お米同士をすり合わせてゴミやヌカを取り除くこと
なぜお米を「とぐ」のではなく「洗う」方がよいのか
昔は精米後のお米でもごみ・ぬか・ほこりが多く残っていましたが、今は精米技術も発展し、お米はすでに綺麗な状態なので、「とぐ」必要はありません。
水が綺麗になるまでといでしまうと、旨味や栄養も流れてしまうので「洗う」だけでOK!