夏バテは「麦とろごはんを食べて!!」栄養士からのお願い そのワケとは
皆さんは、6月16日が「むぎ=6」「とろ=16」の語呂合わせから『麦とろの日』に制定されているのはご存知でしょうか。
麦とろごはんは手軽に食べれて美味しいことから子ども~大人まで大人気のメニューですが、実は『麦とろごはん』は栄養価が高いだけではなく、夏バテにもよいとされ今大注目されているんです。
今回は栄養士の私が「夏バテに麦とろごはんがよい理由」を詳しく解説しています。
興味がある方は最後までお付き合いくださいね。
今回の目次
1 夏バテの原因
2 夏バテに麦とろごはんがよい理由
3 麦とろごはんアレンジレシピ
4 最後に
1.夏バテの原因
夏バテの原因の1つは、発汗によってビタミンやミネラルが不足することです。
汗をかくと水分だけではなく臓器や組織を円滑に働かせるために必要なミネラルや、糖質を燃やしてエネルギーに変える際に欠かせないビタミンB1などの成分も失われてしまいます。
また、暑さによるストレスを受けるとミネラルが消費されるため、さらにミネラルが足りなくなります。
2.夏バテに麦とろごはんがよい理由
お待たせしました!
「夏バテに麦とろご飯がよい理由」を解説します。
その理由は麦ごはんに使われる大麦は白米に比べてビタミンB群やミネラルが豊富なため、発汗で失われがちな栄養の補給ができるからです。
一方のとろろとなる山芋にもビタミンB群・食物繊維・カリウム・マグネシウムなどが豊富で、ネバネバの成分とでんぷんの消化酵素であるジアスターゼがたんぱく質やビタミンB1類などの栄養の吸収率を高め、胃腸の消化の吸収を助ける効果があるのも夏バテによいと言われている理由の1つです。
このように「麦とろごはん」は栄養抜群&消化吸収も助けてくれるため、ダブルで夏バテ対策ができます!
これから暑くなる時期にぜひ食べてほしいメニューなのでぜひお試しくださいね。
3.麦とろごはんアレンジレシピ
実は「麦とろごはん」は夏バテだけではなく血糖値スパイク(※)も防ぐことができます。血糖値スパイクを防ぐためには、『糖質を摂るときに食物繊維を一緒にとること』が重要!
なので今回は夏バテ&血糖値スパイクも防ぐ!麦とろごはんのアレンジレシピを紹介していきます。
※血糖値スパイクとは食後に血糖値が急上昇と急降下を起こすこと。血糖値の急激な変化は血管に大きなダメージを与えるため、血管が詰まる原因となりさまざまな病気を引き起こすので注意が必要です。
オクラと梅干しの麦とろ
【材料(2人分)】
麦ごはん 300g
山芋 200g
オクラ 2本
しそ 2枚
梅干し 1個
麺つゆ 小さじ2
わさび 適量
刻みのり 適量
ごま 適量
※梅干しは種を取り除き、たたいておく。
※しそはよく洗い水気を切ったら千切りにしておく。
今回の麦ごはんは「株式会社はくばく」のもち麦を使用しています。
【作り方】
①山芋は皮をむき、すりおろす。
②オクラは洗い、ヘタの先端を切り落とし、ガクを取り除いたら塩をこすってうぶ毛を取り除きます。耐熱皿に並べ電子レンジで20秒加熱し、粗熱が取れたら輪切りにする。
③①の山芋にオクラ・たたいた梅・しそ・めんつゆをいれてよく混ぜる。
④麦ごはんに③をのせ、わさび・刻みのり・ごまを乗せたら完成。
4.最後に
いかがだったでしょうか。
麦とろごはんは夏バテだけでなく、血糖値スパイクも防ぐことができるすごい組み合わせ!
麦ごはんと山芋さえあればできるので、ぜひ試してみてくださいね!
※今回の記事では「株式会社はくばく」より「もち麦」を無償でご提供いただきました。本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。