ご麺ください！お取り寄せラーメン愛好家のにゃいパパです。

2024年12月4日に日本最大級のラーメン通販サイト『宅麺.com』を運営するグルメエックス株式会社主催の「Takumen Ramen Awards 2024」が開催され、『宅麺.com』において1年間で最も売れた商品をランキング形式で発表する「お取り寄せラーメン部門（第14回お取り寄せラーメンオブ・ザ・イヤー）」と、全国の有名ラーメン店店主1000人に聞いた「本当においしいと思うラーメン店」を発表する「店主が選ぶラーメン部門」の2部門の受賞店および商品が発表されました。

筆者もご招待いただき、本記事では「お取り寄せラーメン部門」についてご紹介します。お取り寄せラーメン愛好家としてイベントレポートだけでなく、受賞商品を実際に食べてみての味わいもセットでご紹介したいと思います。

■「お取り寄せラーメン部門」とは

2023年10月1日〜2024年9月30日を集計期間とし、『宅麺.com』で販売された400種類以上のお取り寄せラーメンの中から最も売れた商品を部門別のランキング形式で発表する部門。大賞7商品（総合大賞・新人大賞・ラーメン大賞・つけ麺大賞・まぜそば大賞・インスパイア大賞、新人特別賞）、部門賞（各種ラーメン・つけ麺・まぜそば・インスパイア)、新人賞、殿堂入り（過去3回以上大賞受賞）がラインナップされます。

授賞式には大賞を受賞された店主の皆様が参加されており、殿堂入りがかかる『元祖スタミナ満点ラーメン すず鬼』の「スタ満ソバ」と『ちばから』の「らーめん」の行方にも注目が集まっていました。

■新人特別賞

『Tokyo Style Noodle ほたて日和』の「帆立の昆布水つけ麺（白） 〜北海道猿払村産帆立使用〜」が受賞しました。

店主の及川淳一さんが登壇され、昨年まで憧れていた場での受賞をとても光栄に思うという喜びの声とともに、より一層精進していきたいと力強く述べられました。

受賞商品の味わいは、日本一と名高い北海道猿払村産生ホタテのカルパッチョからスタートし、濃度が高い昆布水をまとう香り高くコシの強い麺、わさびや鰹塩での味変、ホタテを最大限に活かす旨味と風味に昆布水も活かすスープのバランス、レアチャーシューに出汁の旨味が溢れるメンマと全てにおいて非の打ちどころがない、究極のストーリーを楽しめる一杯です。何より「生ホタテ」まで付属されていることに感動を覚えました。

■インスパイア大賞

『ちばから』の「らーめん」が受賞しました。見事インスパイア大賞3連覇を達成し、殿堂入りを果たしました。

女将の長谷川利恵さんが登壇され、殿堂入りへの喜びとともに、これからも『宅麺.com』と共にたくさんの方に同店の一杯を食べてもらえるよう頑張っていきたいと述べられました。

受賞商品の味わいは、二郎系の中でも最高峰レベルに超濃厚なド乳化スープ、神豚と称されるプルプルのチャーシュー、食感のバランスが極上な麺と、全てが融合してド濃厚な旨味の塊と化する唯一無二な一杯です。

■まぜそば大賞

『元祖スタミナ満点らーめん すず鬼』の「皿ヒロシ改」が受賞しました。

店主の鈴木信介さんが登壇され、ムードメーカータイプの店主ながらこのような場が苦手でカンペを持ってきたと笑いを誘いつつ、同商品を作るキッカケとなった「皿台湾」発祥とされる名古屋の『人生餃子』へのリスペクトと感謝の気持ちを忘れず、これからもさらに美味しくなるよう努力していきたいと述べられました。

受賞商品の味わいは、同店の看板メニュー「スタ満ソバ」のこってりピリ辛旨で中毒性のある味わいをさらに凝縮したような濃厚なタレに、食べやすい中太ストレート麺、味付け背脂や大量のもやしが完全にジャンクに融合した、圧倒的にやみつきになる中毒性まみれな一杯です。

■つけ麺大賞

『麺屋一燈』の「濃厚魚介つけ麺」が受賞しました。2年連続の受賞となり、殿堂入りに王手をかけました。

店主の坂本幸彦さんが登壇され、この受賞は創業からほぼ味を変えていないにも関わらず、ずっと応援してくださるお客様がいてこそという感謝の気持ちとともに、これからも一切妥協せずお客様のために精進していきたいと述べられました。

受賞商品の味わいは、濃厚な鶏の旨味がこれでもかと詰まったマイルドでコクのあるくどさがないスープに、手間暇かけられて作られたであろう麺と具材が最後まで旨さを絶つことがない至高の一杯です。

■ラーメン大賞

『大島』の「味噌らーめん」が受賞しました。こちらも2年連続の受賞となり、殿堂入りに王手をかけました。

店主の大島剛史さんが登壇され、去年に続く受賞への感謝と毎週がんばって作ってきて良かったという喜びとともに、『宅麺.com』を通じて味噌ラーメンをもっと世に広める役割を担っていきたいと、とても力強く述べられました。

受賞商品の味わいは、修行先である札幌味噌ラーメンの超名店『すみれ』のパンチのある濃厚な味わいを継承しながらも、マイルドで優しい味噌の甘味がプラスされた、とんでもなく深いコクを堪能できる至高の一杯です。

■新人大賞

『宍道湖しじみ中華蕎麦 琥珀』の「しじみ中華蕎麦」が受賞しました。残念ながらご都合が合わず店主さんの登壇はありませんでした。

受賞商品の味わいは、濃厚という表現さえおこがましいほどにしじみの味わいが凝縮されたスープは、香りも味も衝撃的。そのスープがよく馴染むこだわりの中細麺に大判のレアチャーシューも絶品な、東京トップクラス評価を得る究極の一杯です。

■総合大賞

『元祖スタミナ満点らーめん すず鬼』の「スタ満ソバ」が受賞しました。さらに、3年連続での総合大賞受賞となり見事殿堂入りを果たしました。

店主の鈴木信介さんが再び登壇され、改めてカンペネタで笑いを誘いつつ、同商品を食べていただいた多くの方々への感謝、『宅麺.com』との出会いの大きさ、そして今後も一人でも多くのお客様に喜んでもらえるよう「やる気 元気 すず鬼」をモットーに、自分のラーメン道を突き進んでいきたいという思いを述べられました。

受賞商品の味わいは、アリラン×竹岡式×二郎系をリスペクトした三位一体な味わいがほとばしる本当に他で例えることができない、パワフルで旨辛かつ本能的に美味いと叫んでしまう中毒性の塊で、生卵との相性も言葉にならないほど至高な最後まで食欲が止まらないスタミナ満点になれる一杯です。

■部門賞・新人賞

イベント内で発表はありませんでしたが、同イベント特設サイトにて紹介されていますのでぜひチェックしてみてください。受賞店の皆様、おめでとうございます。

■まとめ

「お取り寄せラーメン部門」大賞受賞商品のラインナップはいかがでしたでしょうか。どれも超がつくほど行列のできる人気店の看板商品がゆえ納得のラインナップですが、それに加えてお取り寄せ商品の生産に力を入れ、売り切れなく安定供給をしているものほど大賞に輝いているなという印象を持ちました。そんな人気店の味を、並ばずにお家で楽しめることに改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。

お取り寄せラーメンはコロナ禍で一気にブームが到来し、筆者もその中で『宅麺.com』に出会いました。それまでの冷凍ラーメンの常識を打ち破る、本当にお店ほぼそのままの味わいを楽しめる同サービスに衝撃を受け救われた経験から、誰にお願いされたわけでもなくその魅力を広げたい思いで執筆活動をしてきました。

アフターコロナの時代となり、その勢いにも正直落ち着きを感じています。同サービスが掲げる「宅麺を文化に」をモットーに、同社はスーパーや冷凍自販機等でも販路を拡大中と発表もありました。筆者もその感動を一人でも多くの方、特にまだ試したことない方が手に取ってみようと思っていただけるよう、これからもお取り寄せラーメンを食べ続けながら発信を続けていこうと、強く思える素晴らしいイベントでした。それでは、ご麺なすって。

※写真は全て筆者撮影。

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