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【魅力と注意点】高カカオチョコは健康に良いって本当?デメリットはないの?

「高カカオ(ハイカカオ)チョコレート」とは、カカオ含有量が70%以上のチョコのことで、カカオ本来の香りや苦味が楽しめるとあって、お好きな方も多いのではないでしょうか?(私も大好きです)

今回は、そんな高カカオチョコの魅力(メリット)注意点(デメリット)を、料理家の視点でご紹介します。
健康やダイエットに良いと言われるのは本当?」「1日に食べていい量はどのくらいなの?」といったことを分かりやすく解説しますね。

高カカオチョコの「魅力」

高カカオチョコには、カカオポリフェノール食物繊維の一種であるリグニンなどの栄養素が含まれており、次の効果が期待できます。

アンチエイジング(老化対策)

カカオポリフェノールは抗酸化作用があり、体内で活性酸素を取り除くはたらきがあります。活性酸素はシミやしわなどの老化現象を引き起こします。
美容に関心がある方や、お肌のハリやツヤを保ちたい方には嬉しい効果です。

血圧の上昇を抑える

また、カカオポリフェノールは血管を広げる作用もあります。血管が広がると血流がスムーズになり、血圧が下がります。
高血圧の方や血圧に注意が必要な方にとっては、非常にありがたい効果といえますよね。

お通じがスムーズになる

さらに、食物繊維のリグニンは腸内環境を整える働きがあります。便のカサを増やしたり、腸の動きを促すことで、便秘の解消腸内環境の改善に効果的です。

高カカオチョコの「注意点」

ここまで「魅力」ばかりを見てきましたが、やはり気になるのが「注意点」ですよね。実は高カカオチョコは、食べ方に気を付けないとデメリットもあります

脂質が多い

高カカオチョコは、一般的なチョコよりも脂質が多く含まれます。脂質を摂りすぎると、当然ですが体重増加コレステロール値の上昇などのリスクが高まります。

カフェインの摂りすぎ

また、一般的なチョコよりもカフェインも多く含まれています。カフェインはメリットもありますが、摂りすぎると不眠頭痛などの副作用が出ることも。
特に寝る前寝つきの悪い方は気を付けたいところです。

胃もたれ・胃痛

カカオの含有量が多いため消化吸収に時間がかかります。このため、食べ過ぎると胃もたれ胃痛を引き起こすことがあります。空腹時胃腸の弱い方は注意が必要です。

食べる量はどのくらいがいいの?

注意点をご覧になってもうお気づきかと思いますが、高カカオチョコは体に良い成分も多いですが「食べすぎ」には注意が必要です。

そこで気になるのが「1日に食べる量の目安はどのくらいなの?」ということですよね。
そこで、「チョコレート効果」という高カカオチョコを販売する株式会社明治の公式サイトを確認したところ、次のとおり記載されていました。

「チョコレート効果」にたっぷりと含まれるカカオポリフェノールですが、体内にとどめておくことができません。たくさん摂取しても排出されてしまいます。だからこそ、一日3枚から5枚を目安に毎日習慣的に食べることがおすすめです。

高カカオチョコだけでなく他のお菓子や健康食品などあらゆる食品にいえることですが、食べすぎにはくれぐれも注意し、メーカーが推奨する量を守って、美味しく健康的に楽しむことが必要ですね。

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29歳で脱サラし料理家になった1児の父|フーディストノートアンバサダー|食生活アドバイザー|懐事情が厳しくて節約レシピを研究中|メディア掲載→アイスム、macaroni、SmartNewsほか|レシピや料理に関する豆知識を毎日1〜2記事 投稿|X(旧Twitter)でレシピを毎日発信|フォローすると、毎日の料理を「時短化」できるうえ、知ってうれしい「キッチン周りの雑学」が自然と身につきます|目標はレシピ本出版

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