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【諫早市】役者も裏方も、みんなが町民。会場以外は全て手作りの市民演劇団体

あつぱんまん地域密着ライター&フォトグラファー(諫早市・大村市)

ハートのイチョウの木の取材をしていると、あるチラシが目に入ってきました。

演劇上演のチラシ。先日、演劇のワークショップの取材をしてから、演劇に興味を持っていたので、取材のお願いの連絡をしてみました。すると快くOKしてくださったので、後日練習場所にお邪魔しに行ってきました。

今年で19年目を迎える市民演劇団体

今回取材させていただくのは、「地域演劇で町づくり実行委員会」の皆様。

この団体の代表をされてるのは藤本八重子さん。

取材にいったときは、今度2月18日に公演される「老残記」(読み:ろうざんき)の練習中でした。

練習風景の全体の様子
練習風景の全体の様子

今回の主役のお二人 写真向かって右の方が代表の藤本さん
今回の主役のお二人 写真向かって右の方が代表の藤本さん

地域演劇で町づくり実行委員会は今年で19年目になる市民団体です。

練習もピリッとした空気間もなく、アットホームな温かい雰囲気でした。

地域演劇で町づくり実行委員会は、平成17年(2005年)に『松本四郎左衛門』を上演しました。『松本四郎左衛門』は江戸時代に飯盛町の干拓開発に尽力した実在した人物です。

それから、地元の方々の話題を呼び、飯盛町の歴史だけでなく、介護問題や高齢者を取り巻く特殊詐欺問題など現在の社会問題を取り上げ、ほぼ毎年、年に一回のペースで演劇公演が行われています。

国民文化祭への出演経験もあり、歴史が深い市民団体です。

地元の人たちが出演する、人情あふれる舞台

今回の出演者は30名ほどで最年少は小学生、最年長は86歳。

出演者は飯盛町民の方だけではありません。

町内の小中学校の校長先生方や、保育園の園長先生、さらには、お医者さんや役場で働いてる方などおられるとのことです。

今回の『老残記』も、高齢者社会で過ごす地域の人たちの姿や高齢者の方の生きる姿など、人情味が溢れる舞台となっています。

現在の社会の中で、薄くなってきているご近所付き合いや、家族のあり方など考えさせられる内容が盛り込まれています。

会場以外、全てが自分たちの手作りの演劇

地域演劇の皆様は、役者さんだけが一般の方かと思いましたが、なんと裏方さんたちも町民の方で、舞台設営も自分たちでされているとのことです。

全てが、自分たちでの手作りときいて恐れ入りました。

舞台下でも『舞台』として、使われるとのこと。迫力がありそうな予感です。
舞台下でも『舞台』として、使われるとのこと。迫力がありそうな予感です。

まとめ

来年で20年目を迎える『地域演劇で町づくり実行委員会』

まさに町民たち自らがする、演劇での地域貢献です。

ご家族でも楽しめる内容となっています。

ぜひお時間をつくって、観に行ってください。

老残記のチラシ
老残記のチラシ

令和5年度 諫早市地域づくり協働事業 『老残記』

日にち  2024年2月18日 日曜日

開演時間 午後2時より (上演時間 約一時間半)

場所   いいもりコミュニティ会館

     諫早市飯盛町開1677-1 駐車場あり

電話    0957-48-1300

入場料  無料

地域演劇で町づくり実行委員会 事務局
代表者  藤本 八重子
住所   諫早市飯盛町開1165-80
電話番号 0957-48-1938
メール  yaeko013@gmail.com

地域密着ライター&フォトグラファー(諫早市・大村市)

✨️2024年9月地域クリエイターMVA受賞✨️ 諫早市に住んでいて、気になったことはとことん調べないと気が済まないタイプ。 特に地域の歴史には目がなく、興味が湧いたら深掘りします。 写真が趣味で、一眼レフカメラも持ってるけど、結局スマホでパシャっと撮っちゃうことが多いです。 諫早のゆるキャラ「うないさん」が大好き!∈(゚◎゚)∋ウナー

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