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どんな時代でも「何をやってもうまく人」になる考え方

横山信弘経営コラムニスト
(写真:ペイレスイメージズ/アフロイメージマート)

■こんな時代でも「何をやってもうまく人」がいる

「何をやってもうまくいかない……」

最近、そう落ち込むことはないだろうか。

「前向きになれと言われても絶対ムリ」

と吐き捨てるように、独り言を言うことってないだろうか。

新型コロナウイルスの影響で全国に緊急事態宣言が発令され、10日近くが経過した。多くの人が忍耐の時(とき)を過ごしている。「ネガティブになるな」と誰かに励まされても、自嘲気味に笑うしかない人も多いことだろう。

だが、こういうときこそ自分の思考プログラムを見つめなおすときではないか、と私は考えている。

「平時」はそれほどでもないが、「有事」は、その思考プログラムによって、かなり精神の状態が左右されてしまうからだ。

たとえば、あなたの周りに、

「何をやってもうまくいく」

という人がいた場合、どんな気持ちになるだろう。とくにビジネスの現場で、の話である。

会社の中で、どんなことに挑戦しても、たいがいうまくいく。または、いろいろな事業を立ち上げても成功を手にできている、そんな人たちだ。

身近にいなくても、雑誌やテレビ、ネットニュースに触れていると、目にすることがあるだろう。

そういう人を目の当たりにして、「凄いな」という憧憬の念を抱くのか。それとも、唇をかんで嫉妬心に打ち震えるのか。

人それぞれだと思う。

おそらく、そういう「何をやってもうまくいく人」たちは、このような状況の中でも、うまく感情のコントロールをし、熱くなり過ぎず、ナーバスになり過ぎず、目先の事象に対しネガティブにとらえないで、冷静に、そして虎視眈々と次のビジネスチャンスを狙っている。間違いなくそうであるはずだ。

そういう「何をやってもうまく」そんな人たちは、どのような思考をしているのだろうか。

そしていつも、どのように自分自身を分析し、評価をしているのだろうか。本日は自己評価の2つの方式をテーマに、詳しく解説していきたい。

それを知ることで、なぜ自分が「何をやってもうまくいかない」と思い込んでしまうのか。そのメカニズムを知ることができるし、それによってその「負のスパイラル」から抜け出すことができる。

そして何より、このような「有事」でも、落ち着いていろいろなことに対処できるようになる。

自分の評価方式によって、脳の「思考プログラム」は変わっていくからだ。

ぜひとも、参考にしてほしい。

今、この時期だからこそ、本当に重要なことだと考えている。だから、ぜひ最後まで読んでもらいたい。

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経営コラムニスト

企業の現場に入り、目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した考案者として知られる。12年間で1000回以上の関連セミナーや講演、書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。NTTドコモ、ソフトバンク、サントリーなどの大企業から中小企業にいたるまで、200社以上を支援した実績を持つ。最大のメディアは「メルマガ草創花伝」。4万人超の企業経営者、管理者が購読する。「絶対達成マインドのつくり方」「絶対達成バイブル」など「絶対達成」シリーズの著者であり、著書の多くは、中国、韓国、台湾で翻訳版が発売されている。

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