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SONYデジタルペーパーとA4用紙8つ折りの読書メモがいい シリーズ:読書を習慣化する(その3)

上山信一慶應大学名誉教授、経営コンサルタント
出典:エストニア政府

シリーズ2回目の前回(無料版)では、読みにくい古典を楽に読み進む方法を解説した。今回は、電子書籍の良しあし、そして実際に本を読むときに線を引いたり、メモをとったりの是非について考えたい。

〇読書メモは取るのか

 仕事で読む本や実用書、あるいは電子書籍の場合は、線を引きながら読む。紙の本の場合は線を引いたページだけ破って書名を件名にしてPDFにとっておく。読書メモはとらない。

 だが古典や専門書は中身が濃く、線を引く箇所も多い。破ってのこすと膨大な量になる。だから本を丸ごと残すことになるが、線引きだけだと頭に残らない。自分で考えたアイディアもいろいろ湧いてくる。こういう中身が濃い本の場合は、面倒をいとわず読書メモもとる。だが原則、A4で2枚分だけと決めている。長いのを書き出すとだんだん面倒になるし、読書スピードが落ちる。

〇A4で8つ折りの読書メモは便利

 読書メモはどうとるか。ノートは面倒だ。お勧めしたいのは A 4のコピー用紙の両面にキーワードと使えそうな記述だけ要約して抜き書き的にメモを取る方法だ。メモ用紙は、しおりを兼ねてA4コピー用紙を8分の1に折って使う。作り方は簡単だ。

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慶應大学名誉教授、経営コンサルタント

専門は戦略と改革。国交省(旧運輸省)、マッキンゼー(パートナー)を経て米ジョージタウン大学研究教授、慶應大学総合政策学部教授を歴任。平和堂、スターフライヤー等の社外取締役・監査役、北九州市及び京都市顧問を兼務。東京都・大阪府市・愛知県の3都府県顧問や新潟市都市政策研究所長を歴任。著書に『改革力』『大阪維新』『行政評価の時代』等。京大法、米プリンストン大学院修士卒。これまで世界119か国を旅した。大学院大学至善館特命教授。オンラインサロン「街の未来、日本の未来」主宰 https://lounge.dmm.com/detail/1745/。1957年大阪市生まれ。

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