ピーマンの種まで食べられる|調理師が教えるジューシーな縦の肉詰めピーマンの作り方・コツ
ピーマンの種は取らずにそのまま調理ができます。ピーマンの種は未熟な状態なので柔らかく、食べられるんです。栄養も豊富。
それは知っていても、「種が口に残ったりしたら嫌だから」種とワタを毎回取り除いているという人も多いかもしれませんね。
でも大丈夫、全く種が気にならないで食べられる肉詰めピーマンの作り方を調理師の著者がご紹介します。
ピーマンの種は毒はありません
ピーマンの種部分は苦いことがあるので毒があるとか、美味しくないと思われがちです。それに種って消化に悪いという印象があるかもしれません。
でもピーマンは未熟な状態で収穫する野菜。ですから種も未熟で柔らかいままの状態です。人体に影響を及ぼすような毒はありませんし特別消化に悪いということはありません。むしろ栄養があるので取り除かず丸ごと食べたいところ。
ピーマンを使う料理の中でも、肉詰めや煮浸し、揚げ浸しなどは種とワタをつけたまま調理するのにおすすめです。
ただし、種を付けたままの肉詰めを作るときにはちょっとしたコツがあります。一口で食べやすくきれいにできる「縦詰め」の手順をお見せしますので、ぜひおためしください。
縦に詰める肉詰めピーマンの無駄のない作り方
ピーマン料理の定番、肉詰めを作るときには種やワタもそのまま使いましょう。一口で食べやすい縦型の詰め方で作っていきます。
ピーマンはヘタの部分が固いことがあるので、ナイフの先を使ってくり抜きます。難しければこの工程はカットしてもOK。
ピーマンは横半分にカットし、下側は座りが良いように平らにカットします。
カットしたおしりの部分を内側に入れ込みます。内側のヒダが邪魔であれば指で崩します。これで穴がふさがります。
種がついている方は、内側の仕切りのような部分を指で押さえて切り離し、種とワタを押し込みましょう。
上からひき肉で作ったタネを詰めます。少しゆるめのタネのほうが隙間まで詰めやすいです。
フライパンに並べ、焼いていきます。この作り方ではひっくり返さずに焼くため、中までしっかり火が通るよう、途中フタをして焼きましょう。
肉に火が通った段階でチーズをのせ、溶けたらできあがり。
肉詰めにすると種まで美味しい
この作り方のいいところは、ピーマンの種部分が肉でフタをされ蒸された状態で仕上がることです。種はすっかり柔らかくなって肉と馴染み、甘くジューシー!
この作り方は少し細かい包丁使いが必要になりますが、とても美味しくできますので時間のあるときに一度おためしください。
まとめ
ピーマンは種まで丸ごと食べられる野菜です。食育の一環としてお子さんにも教えてあげたいですね。肉詰めピーマンにすると種は全く気にならずに美味しくいただけます。
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