今年最後の新生姜はかき揚げで楽しむ|秋の新生姜とは
新生姜の時期が終わろうとしています。今年最後の新生姜で作りたいのは、かき揚げ!
新生姜ならではの食べ方を楽しみましょう。
秋の新生姜と他の生姜の違い
「新生姜」は他の生姜と何が違うのでしょうか。
新生姜は親生姜から芽を出して大きくなった部分のこと。ひとつの親生姜にたくさんの子がついてそれぞれ大きく成長します。
新生姜のピンク色の部分は葉が伸びていた箇所です。掘り出したばかりのものなら葉がついたまま売られることもあります。
日本で流通する新生姜の時期は年に2回あり、露地栽培は9月から11月まで、ハウス栽培の生姜なら6月頃になります。
秋の新生姜は露地で栽培されたものということになりますね。
収穫した後、「新生姜」として出荷せずに保存したものが、私達が年中手に入れることができる生姜です。新生姜と区別するために「ひね生姜」「囲い生姜」と呼ぶこともあります。
新生姜はみずみずしい
新生姜は収穫したてのみずみずしさが最大の魅力!
水分量が多いぶん、柔らかく辛味も抑えられています。生のまま薄く切ってサラダに入れることもできるくらい。
生姜といえば薬味として使う事が多いですが、新生姜だけは主役にできるんです。
新生姜で作りたいかき揚げ
新生姜を手に入れたらぜひ試してほしいのが、かき揚げです。
にんじんとともに千切りにし、薄めの衣で揚げました。(にんじんと生姜の割合は1:1から1:2)
塩をつけていただくのが絶品!さわやかな香りが鼻に抜けます。辛くない。後を引く味わいです。
千切り新生姜をたっぷり入れた生姜ごはんもおすすめです。
新生姜のガリが定番
新生姜で作るレシピの定番といえば酢漬け、いわゆる「ガリ」です。
生姜のスライスを茹でこぼしてから、甘酢に漬け込みます。(※茹でこぼすとは、たっぷりのお湯でさっと茹でて辛味やエグミを抜くこと)
新生姜を酢に入れるとほのかなピンク色になります。これは先端に残っているピンクの色素が酢と反応するから。
自然なこの色を楽しんでもいいですし、紫蘇酢や梅酢を使って赤く着色しても。
自家製ガリは好きな厚さでカットできますし、甘酢も好みの味付けにできます。市販の合わせ酢を利用してもいいですね。
生姜がすっかり酢に浸る状態なら、次の新生姜のシーズンまで楽々保存できますよ。
新生姜まとめ
生姜の新芽が大きくなった新生姜は露地栽培なら秋に旬を迎えます。11月いっぱいまでは出回りますので、ぜひ今だけの味わいを試してみてくださいね。
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