Yahoo!ニュース

青いトマトを大量消費するためのさわやかピクルスレシピ|ただし苦いトマトには要注意

racss食育インストラクター・調理師/菜園家

「摘果トマト」として出回る青いトマトは、秋の終わりにも産直市場などで購入できます。
これは赤くなる前に収穫したまだ緑色のトマトです。サクサクしたさわやかな食感で、ピクルスにぴったり!

大量に漬けて保存も可能なピクルスのレシピをご紹介します。

青トマトのピクルスの作り方

<材料>(高さ12cmの保存瓶2個分)

・青いトマト 5個

・酢 300cc

・水 300cc

・塩 小さじ2

・砂糖 大さじ5

・鷹の爪 1本

・ローリエ 1枚

・その他のスパイス 少々(粒黒コショウ、クローブ、タイムなどお好みで)

・玉ねぎ(お好みで) 半玉

※あっさりめの味付けです。水の一部を白ワインや出汁に変えると深みが出ます。酸味を和らげたい場合は砂糖の量を増やしてください。スパイスとしてカレー粉を加えるとカレーピクルスに。好みに合わせたアレンジもお楽しみください。

青いトマトはヘタや黒い部分を取り除いてきれいに洗い、小さくカットします。
玉ねぎを加える場合は、トマトと同じくらいの大きさにカットしておきます。

鍋に酢、水と塩、砂糖を入れてよく溶かし、スパイスを加えてひと煮立ちさせ、ピクルス液を作ります。

消毒した清潔なガラス瓶にカットしたトマトを詰め、熱いピクルス液を注ぎ入れます。瓶の口ギリギリまで注ぎ、トマトがすっかり浸かるようにしましょう。

今回は玉ねぎをひとかけずつ入れました。ピクルス液に適度な辛味が加わります
今回は玉ねぎをひとかけずつ入れました。ピクルス液に適度な辛味が加わります

冷めてから冷蔵庫で保存します。
全体が液に浸かった状態なら、1ヶ月程度は保存ができます。長期保存するときには脱気して瓶詰めしましょう。
青トマトのピクルスは、2日目から食べられます。カレーに添えたり、刻んでサラダのトッピングにしたり、タルタルソースに混ぜるなどの食べ方で楽しめます。

苦いトマトは入れないで

ところで、青トマトのピクルスに苦いトマトが一つでも入ると、全体が苦くて食べられなくなってしまいますのでご注意を。
固く未熟なトマトには、代表的な植物毒アルカロイドの一種「トマチン」が含まれています。このトマチンはとても苦く、加熱してもなくなりません。
トマチンを大量に摂取すると食中毒のような症状が出る場合があります。
材料を揃える段階でチェックしましょう。家庭菜園で採ったものなど、熟し具合がわからない場合には、小さくカットしたものをかじってみるとすぐ判別がつきます。苦かったり強い渋みのあるものは入れないようにします。

青いトマトは少量ずつ味わおう

家庭菜園などで青トマトがたくさんあって困る場合は、ピクルスにしておいて少しずつ長く楽しみましょう。さわやかな食感にハマる人も多いですよ。この時期ならではの特別な食材をぜひ味わってみてくださいね。

コチラの食べ方もおすすめ▼▼

「青いトマトの食べ方はフライがおすすめ|調理師が教えるサクサクジューシーなチーズはさみフライの作り方」

最後までご覧いただき、ありがとうございました。よかったらプロフィールページから著者のracssをフォローして他の記事もご覧ください。

食育インストラクター・調理師/菜園家

学生時代~ハンドメイド作家時代に癒やされる観葉植物の室内栽培にはまったのち、屋外の家庭菜園に魅了され早15年。宿根草とハーブや野菜、野草、山菜系野菜や小果樹を庭で栽培しています。自然を楽しみながら育て、味わい尽くす方法を、調理師・食育インストラクター(2級)の目線から発信していきます。 北海道での家庭菜園の様子はInstagramと公式サイト「racssblog」にて公開中。

racssの最近の記事