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青いトマトの食べ方はフライがおすすめ|調理師が教えるサクサクジューシーなチーズはさみフライの作り方

racss食育インストラクター・調理師/菜園家

畑に残る青いままのトマト、どうしたらいいか困っていませんか?
青トマトの活用法はいくつかありますが、おかずになって家族も喜ぶ食べ方といえばチーズフライ。調理師&食育インストラクターのracssがご紹介します。

青いままのトマトも食べられます

筆者宅の青トマト。晩秋になって色づかないままのもの
筆者宅の青トマト。晩秋になって色づかないままのもの

秋の終わりには、しっかり大きくなっているのになかなか赤くなってくれないトマトに困ることがあります。もう畑を片付けたいのに、実がなっているから片付けられない・・・と手が止まってしまう経験、家庭菜園をされている方ならよくあるのではないでしょうか。
でも、トマトが色づくのには積算温度が関係しているので、気温が下がってくる秋にそのままにしておくのはとても非効率なんです。青いまま収穫して食べてみませんか?
まだ固く膨らまない実は苦い微毒成分「トマチン」が多いので食べられませんが、すっかり大きくなって後は色づくだけ、という状態の青トマトを採ります。

青トマトのチーズ入りフライの作り方

<材料>

青いトマト

ベーコン

スライスチーズ(溶けないもの)

小麦粉

バッター液(溶き卵に小麦粉大さじ2と水大さじ1を加えよく混ぜる)
塩コショウ(バッター液に混ぜておきます)

パン粉

揚げ油

1.青いトマトは厚さ1cm程度にスライスし、種と周りのゼリー状の部分をスプーンなどで取り除いておきます。この種部分、両端のヘタとおしり部分は別の料理に使うためよけておきます。

2.小麦粉を両面にまぶし、同程度の大きさに切ったベーコンとスライスチーズを挟みます。小麦粉をしっかりまぶすとはがれません。「溶けるチーズ」ではないものを挟むことで、揚げるときチーズが流れ出さず崩れにくくなりますよ。

3.バッター液にくぐらせてからパン粉を全体につけます。

4.180度の油で揚げます。衣がカリッとなればよいので揚げすぎないようにしましょう。

5.できあがり。食べやすく半分にカットして盛り付けます。

ジューシーで旨味たっぷりの青トマトフライ

サクサクした食感が残りつつ柔らかくなったチーズと溶け合って、青いトマトならではの味わいです。
今回は衣に塩味をつけてありますが、ソースやタルタルソースをかけても美味しいですよ。

まとめ 青トマトも無駄なく活用しよう

家庭菜園で残った青いトマトをフライにする手順をご紹介しました。ベーコンとチーズを挟むことでボリュームのある主役のおかずになります。
青いトマトには他にもピクルスやジャムといった活用法があります。野菜の直売所に並ぶこともありますから、秋の終わりの味覚として楽しみたいですね。ミニトマトも同じようにして食べられます。

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食育インストラクター・調理師/菜園家

学生時代~ハンドメイド作家時代に癒やされる観葉植物の室内栽培にはまったのち、屋外の家庭菜園に魅了され早15年。宿根草とハーブや野菜、野草、山菜系野菜や小果樹を庭で栽培しています。自然を楽しみながら育て、味わい尽くす方法を、調理師・食育インストラクター(2級)の目線から発信していきます。 北海道での家庭菜園の様子はInstagramと公式サイト「racssblog」にて公開中。

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