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肌年齢−14歳。47歳美容のプロが絶対にやらないスキンケア習慣とは?

遠藤幸子美容研究家/美容ライター
絶対にやらないスキンケア習慣とは?

お付き合いいただき、ありがとうございます。エイジング美容研究家・美容ライター遠藤幸子です。

遠藤幸子の活動実績は、こちら

毎日のスキンケア習慣が美肌を育みますが、それが誤ったものだったなら逆効果になることも。

筆者のすっぴん画像の比較。ほぼセルフケア。
筆者のすっぴん画像の比較。ほぼセルフケア。

今回は、肌年齢−14歳と診断された47歳筆者が、絶対にやらないスキンケア習慣を紹介します。

47歳美容のプロが絶対にやらないスキンケア習慣

(1)日焼け止めを塗らない

日焼け止めは毎日欠かさずしっかり塗布
日焼け止めは毎日欠かさずしっかり塗布

紫外線対策を行うことは、エイジングの進行に立ち向かう第一歩。曇りの日でも冬でも年間を通して日焼け止めは必ず塗り、紫外線対策を行っています。このほか日傘やサングラスなども併用しています。

(2)シートマスクを長時間、または、毎日使用する

高い美容効果が期待できるシートマスク。付き合い方には注意が必要。
高い美容効果が期待できるシートマスク。付き合い方には注意が必要。

毎日手軽に使用できるタイプのシートマスクが販売されていますが、筆者は長時間の使用と毎日の使用は避けています。

長時間の使用を避ける理由は、主に2つあります。

ひとつは長時間シートマスクを使用することで皮膚が水分と接触し、角質層がふやけた状態になることでバリア機能が低下する恐れがあるからです。

もうひとつは長時間シートマスクを使用することでシートが乾いてしまい、肌のうるおいがシートに奪われる可能性があるからです。

シートマスクの推奨使用時間はパッケージなどに記載がありますが、メーカーが保証する肌にとって適切な使用時間。それを超えないようにしましょう。

毎日シートマスクを使用しない理由は、適切な使用時間行ったとしても一時的にバリア機能が低下する可能性があるからです。その機会をできるだけ作らないようにするためにも毎日は使用せず、週に1度か2週間に1度程度にしています。

ただし、紫外線の影響を強く受けたときのみ2日連続で美白有効成分が配合されたシートマスクを集中ケアとして行うことがあります。その場合には使用時間を5分程度に留め、紫外線を始めとする外部刺激をできるだけ避けて過ごしています。

(3)クレンジングしながらマッサージ

クレンジングにはメイクや汚れを落とすために界面活性剤が配合されています。クレンジングでマッサージすることは長時間肌に界面活性剤をのせていることになり、肌のうるおいまで奪うリスクが高まるため避けています。

(4)貼ってはがすパックやピンセットなどでの角栓除去

一時的に毛穴がキレイになったような気がする貼って剥がずパックは使用しない
一時的に毛穴がキレイになったような気がする貼って剥がずパックは使用しない

毛穴の角栓などが気になるときに貼ってはがすタイプのパックや、ピンセットなどで角栓を無理やり除去するようなケアはしていません。

その理由は、肌を傷める恐れがあるから。

また、貼ってはがすタイプのパックは皮脂など肌に必要なうるおいまで奪われる可能性があります。

無理に角栓を除去するケアを続けていると、必要以上に毛穴に目が留まり、頻繁に毛穴ケアしたい衝動に駆られる原因にもなります。

毛穴ケアを過剰にやると炎症を起こし、お悩みがかえって深くなってしまうことも。そのためかなり昔に試したことはあるものの、現在は絶対にやりません。

(5)冷蔵庫で化粧水やシートマスクを冷やす

夏に冷蔵庫で化粧水やシートマスクを冷やしておくとほてった肌には心地よく感じられますが、これも避けています。

理由は大きく2つあり、ひとつは化粧水やシートマスクの品質を保つうえで冷蔵庫に保管することはメーカーが保証する範囲ではない可能性があるからです。化粧品は特に冷蔵庫保管などの指示がない限りには高温多湿を避け、常温で保管しています。

もうひとつの理由は、極端に冷たいものを肌に塗ったり、長時間のせたりすることは少なからず肌にはストレスになることが考えられるからです。氷で肌を冷やすことも赤ら顔を招く可能性があるのでしていません。

(6)肌を擦る

赤ちゃんに触れるつもりで肌には優しく触れる
赤ちゃんに触れるつもりで肌には優しく触れる

肌への摩擦が肌にとってよくないことは皆さんご存知のところかと思います。ただし、わかってはいても、タオルでゴシゴシ擦る、すすぎの際に手で顔を擦る、化粧水を塗るときに力が強いなど知らず知らずのうちに摩擦を起こしていることも。

それを避けるには、タオル(筆者はペーパータイプのスキンケアタオルを使用)で水気を拭くときには当てて染み込ませる、すすぎの際は肌にできるだけ触れず、ぬるま湯をすくった手のひらに顔を当てる、あるいは顔に手で掬ったぬるま湯ぬるま湯をかけるようにしています。

また、化粧水も同様にコットンにひたひたに含ませて撫でるようにやさしく塗布する(あるいは拭き取る)、手のスピードを落とし、手のひらで染み込ませるように塗布するといった方法をしています。

クレンジングの際については、過去記事で詳しい方法を紹介しています。

(7)熱いお湯で顔をすすぐ

顔をすすぐ際の温度に注意
顔をすすぐ際の温度に注意

シャワーの設定温度になっていて給湯温度が高いことがあるので必ず確認し、蛇口などでも調整してぬるま湯で顔をすすぐようにしています。

ぬるま湯の具体的な温度ですが、筆者自身は体温(36.5度)よりも低い温度に必ずしていて35度程度にしています。32〜35度程度であれば問題ないと考えています。

(8)次から次へとスキンケアアイテムを塗る

スキンケアアイテムは瞬時になじむものではないので、それぞれのアイテムを塗るのに少し時間を置いています。目安としては肌表面がベチャベチャしていないかどうか。時間にするとおおよその目安ですが、1、2分程度かと思います。

(9)メイクしたまま眠る

メイクしたまま眠ることはしません。どんなに疲れていても必ずメイクを落とし、入浴して眠るようにしています。肌トラブルを避けるためです。

メイクだけでなく肌にはさまざまな汚れが付着します。特に花粉の季節などは注意が必要で、帰宅したらミストタイプの化粧水で軽く顔の付着物を落としてからクレンジングしています。

(10)こんにゃく由来以外のスクラブ剤の使用

ツルツルになるスクラブとも付き合い方に注意が必要
ツルツルになるスクラブとも付き合い方に注意が必要

元々皮膚が薄いこともあり、肌への刺激はできる限り避けています。スクラブ剤は顔についてですが、こんにゃく由来以外のものは使用しません。使う際は薬指を使い、中指をそっと添えてゆっくりと優しい力加減で短時間行います。使用頻度は、週に1度か10日に1度程度。肌状態を見て決めています。

(11)食品を使ったスキンケア

食品の植物油にも注意
食品の植物油にも注意

食べられるものは安全性が高いからと顔に塗っても安全なように感じますが、刺激になる場合やアレルギーを引き起こす可能性があります。スキンケアアイテムとして使用するものは、それ用に開発されたものを使うようにしています。

まとめ

このほかにもやめている習慣はありますが、以前公開した記事と内容が被るものなどは省いています。一美容のプロのスキンケア習慣として参考にしていただけますと幸いです。

Instagramでは、45歳からの若返りを意識した美容情報を発信しています。愛用品も紹介していますので、ご興味のある方はぜひご覧いただけますと幸いです。

筆者のInstagramのアカウント
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ほぼセルフケアで肌年齢−14歳を叶えた方法やコスメ選び・若返りメイクのポイントを紹介
ほぼセルフケアで肌年齢−14歳を叶えた方法やコスメ選び・若返りメイクのポイントを紹介

美容研究家/美容ライター

アットコスメ編集部の公認のビューティストに認定されたのを足掛かりに、2014年よりエイジング美容研究家・美容ライターとして活動を開始。スキンケア・アンチエイジング両アドバイザーの資格を保持し、All About化粧品・コスメ ガイドも務める。雑誌や企業のウェブサイト、ウェブメディアなどにて美容記事の執筆・監修を行うほか、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、コスメブランドのインフォマーシャル、広告などにも出演。日本抗加齢医学会正会員。ゆらぎ世代とも言える40代が、楽しみながら年齢を重ねるための美のヒントを発信中。

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