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知らないと恥をかく「実はそれ逆効果!?」と驚く心理現象4選

横山信弘経営コラムニスト

ビジネスにおいて思考の歪み(認知バイアス)は、大敵だ。情報洪水の時代においては、とくに顕著である。

これらのバイアスが組織の成果や個人の成長を妨げるだけではない。強い思い込みや先入観は、メンタル不調の原因にもなる。

変形した思考パターンを正常に戻さないと、昔はあったはずの「素直さ」が失われていく。今回は、よかれと思ってやったこと、ずっと自分が信じてやり続けてきたことが逆効果かもしれない例を、4種類の心理現象を紹介しながら解説する。

「実はそれ逆効果!?」

を合言葉に、面白おかしく読んで学んでほしい。

<目次>
■「いろんな人に相談する」→実はそれ逆効果!?【選択のパラドクス】
(3事例)
 (1)いろんなアドバイスをもらう
 (2)いろんな人に会う
 (3)いろんな商品を見て回る
■「何事にもチャレンジ!」→実はそれ逆効果!?【確証バイアス】
(3対策)
 (1)過去の成功例をアテにしない
 (2)前提知識の習得や情報収集を怠らない
 (3)クリティカルシンキングを身につける
■「時代の波に乗り遅れるな!」→実はそれ逆効果!?【バンドワゴン効果】
(3事例)
 (1)「多様性の時代」だから多様な人を採用する
 (2)「AIの時代」だから生成AIを積極活用する
 (3)「ワークライフバランスの時代」だから仕事だけ頑張らない
■「チームの目標だけ決めよう!」→実はそれ逆効果!?【社会的手抜き】
(2事例)
 (1)大勢集めてのブレーンストーミング
 (2)チームでの目標設定

■「いろんな人に相談する」→実はそれ逆効果!?【選択のパラドクス】

メニューの選択肢が多いラーメン屋よりも、わずか3種類しかないラーメン屋のほうが人は迷いやすくなる。この現象はなぜ生じるのか?

それは、人が選択肢を多く持つほど、選ぶことが難しくなるからである。これは「選択のパラドクス」と呼ばれる現象だ。人が直面する意思決定の難しさを示す一例である。

本トピックスでは、この「選択のパラドクス」の例を3つ挙げて解説し、それに対処する方法を提案していく。その例とは以下の3つだ。

(1)いろんなアドバイスをもらう
(2)いろんな人に会う
(3)いろんな商品を見て回る

1つ目は、多くの人からアドバイスを受ける例だ。

アドバイスを多く受ければ受けるほど、どのアドバイスが最も適しているのか判断が難しくなる。これは、多様な意見や情報が人の意思決定プロセスを複雑化させるからだ。「選択のパラドクス」の典型例と言えるだろう。

ビジネスにおいても、やたらめったらと相談をすると、何をすればいいかわからなくなる。

2つ目は、恋人を探すプロセスや人材採用の際に多くの候補者と会う例だ。

ここでも「選択のパラドクス」が顕在化するだろう。候補者が多ければ多いほど、彼ら彼女らの中から最も相性のいい人物を選び出すことが難しくなる。この場合、候補者それぞれの長所と短所を比較検討する過程で、判断基準が曖昧になり、

「誰が本当に適切なのか?」

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経営コラムニスト

企業の現場に入り、目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した考案者として知られる。12年間で1000回以上の関連セミナーや講演、書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。NTTドコモ、ソフトバンク、サントリーなどの大企業から中小企業にいたるまで、200社以上を支援した実績を持つ。最大のメディアは「メルマガ草創花伝」。4万人超の企業経営者、管理者が購読する。「絶対達成マインドのつくり方」「絶対達成バイブル」など「絶対達成」シリーズの著者であり、著書の多くは、中国、韓国、台湾で翻訳版が発売されている。

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