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【スライド11枚】成果・成長・成功に導くマネジメントの「メリハリ」(前編)8500字

横山信弘経営コラムニスト
(著者作成)

■成果と成長と成功に導くマネジメントの「メリハリ」

なりふり構わず没頭することは大事だし、立ち止まって客観的に物事を見つめ、考えることも大事だ。

何事も「メリハリ」が重要だ。

部下を指導するときや、育児をするとき、自分自身の目標を達成させるときもそう。マネジメントには「メリハリ」が必要だ。メリハリとは、抑揚である。

どこに力を入れて、どこで力を抜くのか。

どこで叱って、どこで優しくするのか。

その「メリハリ」がわからなければ、うまくいくこともできない。

今回は「横山塾」の夏期講座である。

・成果を出すためのマネジメント

・成長を促すマネジメント

・成功へと導くマネジメント

それぞれ、どこに「メリハリ」をきかせたらいいのか。

徹底解説する。

今回は「前編」だ。成果と成長のマネジメントについて解説する。スライド「11枚」。文字数は8500文字を超える超大作である。

暑い日が続く今年の夏。その夏期休暇に、ぜひ熟読していただきたい。

(※アマチュアであればあるほど学習や鍛錬を怠り、プロであればあるほど謙虚に自分磨きを続けるものだ~「後編」より)

■向き不向きではなく「慣れ不慣れ」で考える

世の中には、その仕事に「向いている/向いていない」という判断基準で考える人がいる。向き不向きのことである。

結論から書くと、向き不向きで仕事を捉えるなんて、とても短期的な思考だ。なぜなら仕事というのは分解すると、数えきれないほどの多様なタスク(業務・作業・処理)で構成されているからだ。

「私は営業には向いていません。モノづくりに向いています」

と言ったって、モノづくりの仕事でも、

・ITを活用してドキュメントを作成する

・リアルのコミュニケーションを使って複数の人を統率する

・ばらついた品質を管理して、品質基準を上げていく

・外部のメンバーとプロジェクトを作って目標を達成する

といった多様な任務がある。機械の操作を覚えて毎日決められた処理をすればいいだなんて仕事はない。

だからポイントは「向き不向き」ではなく「慣れ不慣れ」なのだ。

■覚えているか? 慣れているか?

スキルがあるかどうかを気にする人がいる。現時点でできないことを、できるようになることを「スキルアップ」と言う。

この「スキルアップ」に興味を持つ人は多い。しかし、結局スキルがあるかないかというのは、ほとんどのケースで新たな知識を覚えて、慣れるかどうかにかかっている。覚えること、慣れること。この連続でスキルアップするものだ。

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経営コラムニスト

企業の現場に入り、目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した考案者として知られる。12年間で1000回以上の関連セミナーや講演、書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。NTTドコモ、ソフトバンク、サントリーなどの大企業から中小企業にいたるまで、200社以上を支援した実績を持つ。最大のメディアは「メルマガ草創花伝」。4万人超の企業経営者、管理者が購読する。「絶対達成マインドのつくり方」「絶対達成バイブル」など「絶対達成」シリーズの著者であり、著書の多くは、中国、韓国、台湾で翻訳版が発売されている。

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