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タイパの悪い話し方6選・タイパの高い話し方9か条 ~複雑なことを単純に考える研究所【23年8月編】

横山信弘経営コラムニスト
(提供:shutterstock)

■タイパの悪い話し方6選

(※今回は、1万2000字を超える大作記事である)

なぜ、多くの会社は業務のQCD――Quality(品質)、Cost(コスト)、Delivery(納期)に多額のコストや時間を投じるのに、コミュニケーションのQCDには無頓着なのか。

仕事を効率化させたいのなら、作業効率よりもはるかに大事なことがある。それが「コミュニケーション効率」である。

拙著『キミが信頼されないのは話がズレてるだけなんだ』にも書いた。認識のズレが大きければ、ミスコミュニケーションの発生率は高くなる。

それに、最近の若者はタイパ(タイムパフォーマンス)を重んじる。単にコミュニケーション効率だけでなく、タイパも高くないと関係が悪くなる。

タイパの高い話し方というのは、あまり時間がかからずに相手が理解できる、納得できる話し方である。

(厳密に書くと「話し方」というより、話す環境や、話す中身のことだ)

だから、20分ガマンして聞いていたら最後に「点」と「点」が繋がって、ようやく理解できるようになる……という話し方は、できる限りやめよう。

結果が同じなら、

30分よりも10分である。

5分よりも20秒で終わるほうを選ぼう。

早ければ早いほどいい。

それでは、どのようにすればタイパの高い話し方・伝え方ができるのか? それを伝える前に、まずは「タイパの悪い話し方6選」を紹介する。

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経営コラムニスト

企業の現場に入り、目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した考案者として知られる。12年間で1000回以上の関連セミナーや講演、書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。NTTドコモ、ソフトバンク、サントリーなどの大企業から中小企業にいたるまで、200社以上を支援した実績を持つ。最大のメディアは「メルマガ草創花伝」。4万人超の企業経営者、管理者が購読する。「絶対達成マインドのつくり方」「絶対達成バイブル」など「絶対達成」シリーズの著者であり、著書の多くは、中国、韓国、台湾で翻訳版が発売されている。

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