7年前に優勝を味わった一塁手と三塁手が相次いで解雇へ。年齢は30代前半だが…
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/unenatsuki/00329812/title-1671833277950.jpeg?exp=10800)
7年前、カンザスシティ・ロイヤルズが30年ぶりのワールドシリーズ優勝を飾った時、この2人は内野の両コーナーにいた。エリック・ホズマーは一塁、マイク・ムスタカスは三塁を守っていた。
今オフ、ホズマーは、DFAを経て、ボストン・レッドソックスに解雇された。ムスタカスも、同じ道をたどるはずだ。こちらは、シンシナティ・レッズにDFAとされている。
来シーズンは、8年1億4400万ドルの6年目と4年6400万ドルの4年目。それぞれ、3900万ドルと2200万ドルが残っている。来シーズンの年齢(6月30日時点)は、33歳と34歳だ。
ただ、ここ2シーズンは、ともに精彩を欠いている。ホズマーのシーズンOPSは.732と.716だ。ムスタカスは、両シーズンとも出場80試合に届かず、OPSはどちらも.655に届いていない。
そこに、有望な若手の出場機会を増やしたいという、球団の思惑も重なった。今月中旬に「約4000万ドルの契約が残っている選手をDFAとする。支払いを負担するのは、その球団ではなく…」で書いたとおり、レッドソックスは、一塁にトリスタン・カーサスを起用するつもりでいるようだ。レッズは、スペンサー・スティーアーを三塁に据える意向らしい。
カーサスとスティーアーは、今年9月にメジャーデビューした。
ムスタカスは、三塁の他に二塁と一塁も守るが、レッズではどちらのポジションも空いていない。二塁には、昨シーズンの新人王、ジョナサン・インディアがいる。一塁は、フランチャイズ・プレーヤーのジョーイ・ボトーが守っている。
2015年のロイヤルズでレギュラーだった野手9人のうち、サルバドール・ペレスは、来シーズンもロイヤルズでプレーする。だが、他の8人は、すでに引退したか、来シーズンの球団が決まっていない。そのうちの一人、ロレンゾ・ケインについては、こちらで書いた。