福留孝介は「中日で200本塁打」まであと4本。1球団で200本以上を打ち、他でも50本以上は…
昨年、福留孝介は、14年ぶりに中日ドラゴンズへ戻り、4本のホームランを打った。今年も同じ本数を記録すると、1999~2007年の192本と合わせ、中日で打ったホームランはちょうど200本になる。
中日で200本塁打以上は、これまでに9人が達成している。彼らを含め、1球団で200本以上は80人(延べ82人)を数える。落合博満は、ロッテ・オリオンズで242本と中日で210本(他58本)。金本知憲は、広島東洋カープで244本と阪神タイガースで232本だ(「NPB2球団でそれぞれ150本以上のホームランは7人。そのうち2人は両球団とも200本塁打以上」)。
この80人中、過半数の42人は、キャリアを通して移籍することなくプレーしたか(現役選手の場合は現時点まで)、他の球団でプレーしても、そこではホームランを打っていない。例えば、1959~68年に3球団でプレーした桑田武は、最初の10シーズンに大洋ホエールズで223本のホームランを打ち、その後の2シーズン、1969年の読売ジャイアンツと1970年のヤクルト・アトムズでは、計16試合の出場で0本塁打に終わった(18打数0安打、3四球)。従って、通算の本数も、大洋時代と同じ223本だ。
一方、1球団で200本以上のホームランを打った選手のうち、それ以外の球団で計50本以上は24人いて、全体の30.0%(24/80)を占める。他球団で計100本以上は、16.3%の13人だ。
福留は、2013~20年に阪神で89本のホームランを打った。そこに、2008~12年にメジャーリーグで記録した42本塁打(2012年は0本)を合わせると、中日以外の球団で打ったホームランは計131本となる。
なお、福留が加わらなくても、中日で200本塁打以上の人数は、他球団を上回る。2番目に多いのは、広島東洋、阪神、東京ヤクルト・スワローズの各8人(金本は、広島東洋と阪神の両方でカウント)なので、中日よりも1人少ない。
この他に、今年達成されるかもしれないマイルストーンについては、こちらで書いた。