村上宗隆の次に200本塁打に到達するのは…。折り返し地点を過ぎている選手は12人
日本プロ野球で200本以上のホームランを打った選手は、115人を数える。
直近の115人目は、村上宗隆(東京ヤクルト・スワローズ)だ。5月15日にシーズン9本目のホームランを打ち、通算本塁打を200本とした。24歳3ヵ月で到達は、史上最年少。清原和博の24歳10ヵ月を上回った。730試合で到達は、歴代10番目の速さ(出場試合の少なさ)。こちらは、538試合のアレックス・カブレラがトップに位置する。
現在、日本プロ野球の球団に在籍していて、通算本塁打が100本以上200本未満の選手は、以下の12人だ。筒香嘉智(横浜DeNAベイスターズ)の通算本塁打は、すでに200本を超えている。5月6日と11日に打ったホームランは、日本プロ野球における通算206本目と207本目だ。
200本塁打に最も近い、165本塁打のネフタリ・ソト(千葉ロッテ・マリーンズ)は、最初の2シーズンに、それぞれ、41本塁打と43本塁打を記録した。だが、その後のシーズン本塁打は、25本→21本→17本→14本と減っている。
今シーズンは、5月4日~10日に5試合で3本塁打を記録したものの、200本塁打に到達するには、来シーズン以降もプレーする必要がありそうだ。現在の年齢は35歳。200本塁打未満でキャリアを終えても、おかしくない。
ソトに次ぐ2人、163本塁打の長野久義(読売ジャイアンツ)と145本塁打の青木宣親(東京ヤクルト・スワローズ)は、200本塁打に届かない可能性が高い。年齢は、39歳と42歳。どちらも、2021年以降のシーズン本塁打は、一桁にとどまっている。
140本塁打の宮﨑敏郎(横浜DeNA)は、昨シーズン、20本のホームランを打ったが、こちらも、現在の年齢は35歳と若くはない。
ソトも宮﨑も200本塁打に到達しなかった場合、村上に続く116人目は、現時点で126本塁打の大山悠輔(阪神タイガース)になるかもしれない。
今シーズンこそ、ここまでは不振ながら、大山は、2020年に28本塁打を記録し、過去3シーズンは、いずれも20本前後のホームランを打っている。21本、23本、19本だ。年齢は29歳。通算本塁打が125本以上200本未満の9人のなかで、35歳未満は、大山しかいない。
ちなみに、200本塁打に到達する選手が2シーズン続けて途絶えたのは、1969~70年、1994~95年、2015~16年の3度だ。3シーズン以上の「ブランク」はない。2017年以降は、8シーズンとも、少なくとも1人が200本目のホームランを打っている。