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ヤンキースはトミー・ジョン手術から復帰の外野手をどこで起用する!? 昨年は8試合で4本塁打

宇根夏樹ベースボール・ライター
ジェイソン・ドミンゲス(ニューヨーク・ヤンキース)Sep 6, 2023(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 昨シーズン、ジェイソン・ドミンゲス(ニューヨーク・ヤンキース)は、9月1日にメジャーデビューし、1打席目にジャスティン・バーランダー(ヒューストン・アストロズ)からホームランを打ち、最初の7試合で4本塁打を記録した。

 だが、出場は、8試合で途切れた。右肘を痛め、9月20日にインターナル・ブレーシング(人工靱帯の使用)を含むトミー・ジョン手術を受けた。執刀医は異なるものの、大谷翔平(当時ロサンゼルス・エンジェルス/現ロサンゼルス・ドジャース)の手術の翌日だ。

 今月14日から、ドミンゲスは、マイナーリーグでリハビリ出場を開始している。本来のポジションは外野だが、ここまでの2試合とも、DHとして出場。計8打席に立ち、7打数3安打を記録している。このリハビリ出場は、最長20日間だ。

 現在、ヤンキースは、4人の外野手を擁している。レギュラーは、左から右に、アレックス・バーデューゴアーロン・ジャッジホアン・ソト。控えは、トレント・グリシャムだ。DHには、ジャンカルロ・スタントンがいる。ジャッジとスタントン以外の3人は、昨年12月のトレードにより、ヤンキースに加わった。

 ここまで、バーデューゴの出塁率.331はそう低くなく、5本のホームランを打っている。しかも、ウェーバーを経由せずに降格させることができる、マイナーリーグ・オプションは残っていない。

 グリシャムは、打率.061(33打数2安打)と出塁率.244だが、守備に優れる。サンディエゴ・パドレスでは、センターを守り、2020年と2022年にゴールドグラブを受賞した。

 スタントンも、打率と出塁率は、ともに低めの.243(144打数35安打)と.292ながら、こちらは、パワーを発揮している。9本塁打は、ソトと並び、ヤンキースでは11本塁打のジャッジに次ぐ。

 ドミンゲスは、リハビリ出場を終えて故障者リストから復帰するのと同時に、AAAへ送られるのではないだろうか。まだ21歳。ヤンキースでセンターのレギュラーとしてプレーするのは、来シーズン以降でも遅くはない。

 このままいくと、ソトとバーデューゴは、今オフにFAとなる。ヤンキースは、ソトを引き留めようとするはずだが、それに成功すれば、バーデューゴとの延長契約や再契約は見送る可能性が高い。この場合、来シーズンの外野トリオは、ソト、ドミンゲス、ジャッジになると思われる。

 ドミンゲスは、右投げのスイッチ・ヒッターだ。昨シーズンは、メジャーデビュー前に、AAの109試合とAAAの9試合に出場し、計118試合で打率.265と出塁率.377、15本塁打と40盗塁、OPS.802を記録した。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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