総額1億ドル以上の契約を交わしている現役選手は、45人を数える。そのうちの13人は、スコット・ボラスが率いるボラス・コーポレーションの顧客だ。全体の4分の1以上を占める。

筆者作成
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 ボラス・コーポレーションに次いで多いのは、鈴木誠也(広島東洋カープ)も顧客となったワッサーマンの5人。その人数には、2倍以上の差がある。ちなみに、ワッサーマンを代理人して、総額1億ドル以上の契約を得た5人のなかには、ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)もいる。2018年2月に、シカゴ・カブスと6年1億2600万ドル(2018~23年)の契約を交わした。ダルビッシュの契約総額は、ワッサーマンの顧客では5番目の高額だ。

 今オフ、ボラス・コーポレーションは、総額1億ドル以上の契約を3件まとめた。総額の多い順に、コリー・シーガー(テキサス・レンジャーズ)の10年3億2500万ドル、マーカス・シミエン(レンジャーズ)の7年1億7500万ドル、マックス・シャーザー(ニューヨーク・メッツ)の3年1億3000万ドルだ。シーガーとシミエンは、総額5億ドルの併殺デュオを結成する。シャーザーは、年平均4000万ドル以上の契約を手にした。それらについては、「レンジャーズに誕生する「5億ドルの併殺デュオ」は史上最高額ではない!? この2人は計6億ドル近く…」「37歳の投手が3年1億3000万ドルの契約を得る。「年4000万ドル以上」は史上初」で書いた。

 ロックアウトが終われば、この件数は、さらに増えるだろう。先日、カルロス・コレイアは、WMEベースボールからボラス・コーポレーションに乗り換えた(「大物FAが代理人を変更したのは、手腕を買ったことだけが理由ではない!?」)。

 他にも、FA市場には、総額1億ドル以上の契約を得そうなボラス・コーポレーションの顧客がいる。クリス・ブライアントニック・カステヤノスがそうだ。また、総額1億ドルには届かないだろうが、市場に残っている先発投手ではトップクラスのカルロス・ロドーンも、ボラス・コーポレーションの顧客だ。