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代打の大谷翔平は通算打率.342。ホームランは2018年に2本

宇根夏樹ベースボール・ライター
大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)Apr 30, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 5月1日のスターティング・ラインナップに、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)は並んでいない。開幕から4月末までは、どの試合も「2番・DH」として出場していた。ドジャースのシーズン33試合目となる5月1日は、ウィル・スミスが「3番・DH」。フレディ・フリーマンの打順は、いつもの3番ではなく2番となる。

 ロサンゼルス・エンジェルス時代に、大谷は、53試合で代打として起用された。その53打席のスタッツは、打率.342(41打数14安打)と出塁率.472、OPS1.008だ。長打は、ホームランと二塁打が2本ずつ。四球は10(うち1度は敬遠四球)、三振は19。4打席で計6打点を挙げている。

 代打出場のうち、約70%の37試合は、最初の2シーズンだ。その後は、2020年が3試合、2021年が9試合、2022年は4試合。2023年の代打出場はなかった。2本のホームランは、いずれも2018年に打った。

 5月1日の先発投手は、アリゾナ・ダイヤモンドバックスがジョーダン・モンゴメリー、ドジャースは山本由伸だ。モンゴメリーは左投手なので、大谷の代打出場があるとすれば、モンゴメリーの降板後の可能性が高い。

 ただ、この試合に先発出場しないドジャースの野手は、大谷だけでなく、マックス・マンシーギャビン・ラックスジェームズ・アウトマンの3人も、左打者だ。

 ダイヤモンドバックスのブルペンには左投手が4人いるが、ブランドン・ヒューズジョー・マンティプライは、前日に1イニングと1.2イニングを投げた。ローガン・アレンは、前々日に3.1イニングだ。あとの1人、ブレイク・ウォルストンは、5月1日にAAAから昇格した。まだ、メジャーデビューはしていない。

 なお、現在の大谷は、守備につくことができない。5月1日の試合は、ダイヤモンドバックスのホーム・ゲームだ。大谷が代打で出場すると、そのイニングの表で試合が終わらない限り、ドジャースは、大谷と交代して守備につく選手を必要とする。

 スミスの代打として出場すれば、そこからは大谷がDHとなるが、この交代はまず起きない。スミスは、代打を送られるような打者ではない。今シーズンは、打率.362と出塁率.403を記録している。しかも、スミスを下げてしまっては、マスクをかぶっているオースティン・バーンズが負傷してプレーできなくなった際に、捕手がいなくなる。

 バーンズとスミスが揃って途中交代の場合は、「エマージェンシー・キャッチャー(緊急時の捕手)」として、マンシーがマスクをかぶると思われるが、その事態は避けたいはずだ。マンシーは、メジャーリーグでもマイナーリーグでも、捕手として出場したことがない。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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