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ウォルシュがマイナーリーグ契約で加わる球団は、レギュラーの一塁手が打率1割台でホームランは0本

宇根夏樹ベースボール・ライター
ジャレッド・ウォルシュ Apr 8, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 テキサス・レンジャーズを退団したジャレッド・ウォルシュは、シカゴ・ホワイトソックスとマイナーリーグ契約を交わしたようだ。シカゴ・トリビューンのラモンド・ポープやMLB.comのスコット・マーキンらが、そう報じている。

 それまでの経緯については、こちらで書いた。

「マイナーリーグ降格と退団のうち、ウォルシュは後者を選択する。FAの一塁手は少なくなく…」

 ホワイトソックスの一塁には、アンドルー・ボーンがいる。2019年のドラフト全体3位だ。2021年にメジャーデビューし、各シーズンのホームランは、15本→17本→21本と増えてきたが、今シーズンはまだ0本。他の数値も芳しくなく、5月1日の試合を終え、打率.193と出塁率.258、OPS.497だ。

 ウォルシュがAAAで結果を残すことが前提になるが、ボーンの不振が今後も続けば、彼らの入れ替わり、ウォルシュの昇格とボーンの降格は、あり得ない話ではない。

 バックアップの一塁手であるギャビン・シーツは、3本のホームランを打ち――ホワイトソックスに4本塁打以上の選手はいない――打率.267と出塁率.362、OPS.806を記録しているものの、ホワイトソックスの直近15試合(4月17日~5月1日)における先発出場は、ライトが12試合、一塁は2試合だ。

 ボーンが降格し、シーツがライトから一塁へ回る場合も、一塁を守れる選手はあと1人、シーツのバックアップが必要となる。

 現在のアクティブ・ロースターに名を連ねる、ボーンとシーツ以外の野手11人中、マーティン・マルドナードニッキー・ロペスは、メジャーリーグで一塁を守ったことがある。ただ、一塁手としての先発出場は、2人合わせても、通算10試合に過ぎない。マルドナードは、コリー・リーとスタメンマスクを分け合っている。ロペスは、不動とまではいかないものの、二塁のレギュラーだ。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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