大谷翔平の目の前で先制本塁打とサヨナラ本塁打を打ち、シーズン7本塁打として大谷らと並ぶ
4月30日、クリスチャン・ウォーカー(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)は、4回裏にホームランを打って先制点を挙げ、10回裏の逆転ホームランで試合を終わらせた。この2本塁打は、シーズン6本目と7本目。同じ試合に出場していた大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)らに並び、本塁打ランキングのナ・リーグ5位タイに浮上した。
ウォーカーは、過去2シーズンとも30本塁打以上を記録している。2022年が36本、2023年は33本だ。1試合2本塁打は、通算10度目(1試合3本以上は皆無)。1試合の本数を問わず、前日までの通算126本塁打のなかに、サヨナラ本塁打はなかった。
大谷は、1打席目にシングル・ヒットを打った後、3打席続けて三振を喫し、10回表の5打席目は、内野ゴロに討ち取られた。
ナ・リーグで7本塁打に到達したのは、ウォーカーが7人目。その前の6人のうち、カイル・シュワーバー(フィラデルフィア・フィリーズ)は、4月30日に8本目のホームランを打った。
一方、ア・リーグでは、ライリー・グリーン(デトロイト・タイガース)とジョシュ・ネイラー(クリーブランド・ガーディアンズ)が7本目のホームランを打ち、7本塁打以上の人数は、12人から14人に増えた。ナ・リーグの倍だ。ホアン・ソト(ニューヨーク・ヤンキース)は、4月30日に、本数を7本から8本とした。
なお、両リーグで最初に10本目のホームランを打ったマイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)は、左膝の半月板を痛め、手術を受ける。復帰まで、少なくとも1ヵ月前後はかかりそうだ。最悪の場合、そうならないことを願うが、シーズンの大半を棒に振る可能性もある。
今シーズン、ドジャースとサンディエゴ・パドレスは3月20日~21日に韓国で開幕シリーズを行い、あとの28チームも3月28日に開幕を迎えたが、どの選手も、3・4月のホームランの最多記録――5月を迎える前の本数――には届かなかった。
3・4月のホームランは、14本が最多だ。これまでに4人、2006年のアルバート・プーホルスと2007年のアレックス・ロドリゲスに、2019年のコディ・ベリンジャー(当時ロサンゼルス・ドジャース/現シカゴ・カブス)とクリスチャン・イェリッチ(ミルウォーキー・ブルワーズ)が記録している。