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マスクを着用しての対局の現状

内藤由起子囲碁観戦記者・囲碁ライター
マスク着用で対局する張栩九段(右)と一力遼八段。=2020年6月29日、筆者撮影

最近、棋士が数人集って出る話題の中心は、なんといっても「マスク問題」だ。

6月に対局が再開され新たに決まったルールが、対局前の検温とマスク着用

約2カ月たった状況をレポートしたい。時節柄、マスク着用は仕方がないとはいえ、悲痛な声が上がっている。

ふだん、棋院で打たれる碁はひとりの持ち時間が3時間、または5時間だ。

棋士の手合いは朝10時に開始され、昼食休憩を挟み、終局は3時間の碁で夕方5時6時。5時間の碁では夜9時10時の終局は当たり前で、検討が終わると日付が変わっていることもしばしばある。その間ほぼずっとマスクをつけているのだ。

将棋の藤井聡太棋聖の対局を見ていると、対局前後はマスクをし、対局中はマスクをはずしていた。

本来、対局中はしゃべらないのが普通なので、マスクをしないですめばそれでいいのだが、……。

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囲碁観戦記者・囲碁ライター

囲碁観戦記者・囲碁ライター。神奈川県平塚市出身。1966年生。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。お茶の水女子大学囲碁部OG。会社員を経て現職。朝日新聞紙上で「囲碁名人戦」観戦記を担当。「週刊碁」「囲碁研究」等に随時、観戦記、取材記事、エッセイ等執筆。囲碁将棋チャンネル「本因坊家特集」「竜星戦ダイジェスト」等にレギュラー出演。著書に『井山裕太の碁 AI時代の新しい定石』(池田書店)『囲碁ライバル物語』(マイナビ出版)、『井山裕太の碁 強くなる考え方』(池田書店)、『それも一局 弟子たちが語る「木谷道場」のおしえ』(水曜社)等。囲碁ライター協会役員、東日本大学OBOG囲碁会役員。

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