1957年生まれ。2017年に“しょぼいキック”を連発するサンウルブズと日本代表に愕然として、一気に『新・ラグビーの逆襲 日本ラグビーが「世界」をとる日』(言視舎)を書き上げた。出版社勤務を経てフリーランスとなった88年度に神戸製鋼が初優勝し、そのまま現在までラグビーについて書き続けている。93年から恩師に頼まれて江戸川大学ラグビー部コーチを引き受け、廃部となるまで指導した。他に『スタンドオフ黄金伝説』(双葉社)、『宿澤広朗 勝つことのみが善である』(文春文庫)、共著に『そして、世界が震えた。 ラグビーワールドカップ2015「NUMBER傑作選」』(文藝春秋)などがある。
記事一覧
- ラグビー「リーグワン2022」の開幕前に、ぜひとも学んでおきたい選手たちの「心」の奥深さ
ラグビー選手のメンタルについてのアンケート調査の結果は衝撃的だった。トップレベルにも心の不調を訴える選手が多数いたからだ。この結果が意味するものは何か。調査を主導した川村慎選手会会長を直撃した!
- アイルランド戦の大敗が突きつけた、ジャパンのテストマッチ絶対数不足というハンディは克服できるのか?
ラグビー日本代表が6日、アイルランドに5対60と大敗した。現強化体制での最大得失点差となったこの試合は、23年W杯に向けて、列強よりテストマッチの絶対数が少ないジャパンが抱える問題点をあぶり出した。
- オーストラリアとの激闘を分けたわずかな「差」。ジャパンは教訓をヨーロッパ遠征に活かせるか?
世界ランク3位のオーストラリア代表ワラビーズに23―32と敗れたラグビー日本代表。その差が「細かい」ものであったことは、果たしてジャパンにプラスをもたらすのか。ヨーロッパ遠征を前に課題を検証する。
- 23年W杯に向けて動き出したジャパン。「ベスト8以上」に向けて克服すべき課題とは?
19年10月20日のW杯準々決勝・南アフリカ戦以来のテストマッチに臨んだラグビー日本代表は、ライオンズ、アイルランドと強敵に健闘するも連敗。23年W杯フランス大会に向けてつかんだ収穫と課題とは?
- 「失敗はウェルカム!」 覚悟を決めてNZに旅立つ姫野和樹、直撃インタビュー!
19年W杯日本代表として身体を張った活躍でベスト8進出の原動力となった姫野和樹が、NZに渡り、世界最高峰のスーパーラグビーに挑戦する。古巣のトヨタを離れてまで武者修行に出る、その決意を聞いた!
- 23年W杯フランス大会、日本はイングランド、アルゼンチンと同組に!
「ONE TEAM」という言葉を残し、日本が史上初の8強進出というドラマを見せたW杯から1年――もう次回23年大会のプールステージの組み分けが決定した。果たして日本はどんなプールに入ったのか?
- 周到な準備と情報収集が第2回W杯で日本に初勝利をもたらした! 【ラグビーW杯の歴史】
第1回W杯で3戦全敗と世界の壁に跳ね返された日本は、38歳の“青年監督”宿澤広朗と、26歳のキャプテン平尾誠二に第2回大会での勝利を託した。そして、このコンビが低迷していた日本ラグビーを復活させる!
- なぜラグビーW杯はサッカーから半世紀以上遅れての開催となったのか。【ラグビーW杯の歴史】
感動のラグビーW杯日本大会からもう1年。しかし、期待された日本代表はコロナ禍で活動ができない状態に追い込まれている。そんな“ラグビーロス”の日々に送る、日本代表を中心としたW杯の歴史です。
- ラグビー日本代表はリスク覚悟で「エイトネーションズ」参戦に踏み切るのか?
ヨーロッパのシックスネーションズ勢に日本とフィジーを加えて11月14日開催とされている新しい大会「エイトネーションズ」。果たして日本代表はこの大会に参戦できるだけのチームを今から作り上げられるのか。
- ジャパン8強進出! スコットランドに4年越しのリベンジでプールAを1位通過!
ジャパンがついに悲願のベスト8に勝ち進んだ。古豪スコットランドとの死闘を28―21と破った勝利は、日本のラグビー史に新たなページを刻んだ。この勝利をもたらしたのは「8年間」のハードワークだった!
- 台風19号が日本にベスト8をもたらす? スコットランドとの横浜決戦に中止の可能性!
ラグビーW杯で5日にサモアを破ったジャパンは開幕から3連勝。13日にはベスト8をかけてスコットランドと対戦する――はずだったが、台風19号の進路次第で中止の可能性が急浮上!「横浜決戦」はどうなる?
- これぞ日本ラグビーのDNA!“ジェイミー流封印”のジャパン、アイルランドを破る!
ジャパンが4年前に続いてW杯で金星を挙げた。今回破ったのは世界ランキング2位のアイルランドだ。不思議なことに、この勝利には4年前の南アフリカ戦を彷彿とさせる要素がいくつもあった。その共通点とは?
- ウルグアイが起こしたもう1つの「釜石の奇跡」。ジャパンの金星へ貴重な教訓に!
釜石で行なわれたフィジー対ウルグアイ戦はウルグアイが30―27と劇的な勝利を収めた。東日本大震災のときに子どもたちが津波から逃れた「釜石の奇跡」の地で、ふたたび起こった奇跡はどんな教訓を伝えるのか?
- なんとかボーナスポイントを獲得してジャパン白星発進! アイルランド戦への課題は?
20日のW杯開幕戦でジャパンはロシアから4トライ奪ってボーナスポイントを獲得。“合格点ギリギリ”で「ベスト8」に向けてスタートを切った。次のアイルランド戦までに、克服すべき彼らの課題は何か――?
- W杯開幕! この4年間で8強経験国に2勝9敗1分けのジャパンは「ベスト8」に到達できるのか?
ついに始まるラグビーW杯日本大会。「ベスト8」を目標に掲げて日本代表は今夜ロシアとの開幕戦に臨む。果たして目標達成はなるのか――そのためにジャパンが越えなければならない「壁」を検証する!
- 「W杯ベスト8」を目指すジャパンに、快勝した南アが見せつけた「差」とは何か?
「歴史的大金星」の再現ならずに、南アフリカに7―41と敗れたラグビー日本代表。この惨敗は、目標とする「W杯ベスト8」に近づくために避けては通れぬ関門だったのか? ジャパンの収穫と課題を検証する!
- なんのためのサンウルブズ? 日本代表メンバーを使わなかったジェイミー・ジョセフの「背信」!
日本代表強化の切り札とされたサンウルブズによるスーパーラグビー参戦は、他ならぬ日本代表HCによって骨抜きにされた。なぜ、ジェイミー・ジョセフはサンウルブズにベストの日本代表を結集しなかったのか?
- W杯開幕戦の相手ロシアに苦戦したジャパンの“今そこにある危機”!
W杯本大会でジャパンは1勝もできないのではないか。24日のロシア戦を見て不安を抱いた。就任から2年経っても結果が出ないジェイミー・ジョセフに対して、今こそ日本ラグビー協会は、業績を精査するべきだ!
- なぜジャパンはイングランド戦の後半に失速したのか?
日本代表史上最多の8万人を越える大観衆の前でイングランドを、前半は15―10とリードしたジャパン。深夜に固唾を呑んで見守っていたファンは、後半にため息をつくことになった。ジャパン失速の原因は何か?
- あのオールブラックスから「5トライ奪う!」は、そんなにすごいことなのか?
3日に味の素スタジアムで行なわれた日本対ニュージーランド戦。4万人を越える観客の前で日本は31―69で敗れた。しかし、惨敗の責任を問う声は挙がらず、5トライ奪ったことばかりが強調される。なぜ???
- ジャパンはこれでオールブラックスに勝てるのか?「惜敗」した世界選抜戦を検証する!
「惜敗」「善戦」「金星逃す」などの文字が躍った26日のジャパン対世界選抜戦。しかし、この試合のジャパンは本当に健闘したのか? 11月3日にオールブラックスとの対戦を控えた今、この試合を検証する!
- ラグビー日本代表は来年のW杯でサッカー日本代表ばりの“快進撃”を果たせるか
ジェイミー・ジョセフHCが「3勝」を目標に掲げた6月のテストマッチは2勝1敗で終了した。継続的強化の成果が見えたとされるこのシリーズは、果たして将来の“ジャイアント・キリング”につながるのか?
- イタリアに連勝できなかったジャパンの本当の「敗因」は、アタックの無策?
イタリア相手に連勝を期したジャパンは、連敗阻止に燃えた“本気モード”のイタリアに返り討ちにされた。最終スコア22―25の敗戦は本当に「惜敗」だったのか? その敗因は、アタックの「無策」にある!?
- ジャパンの生命線は「パス」! イタリアに快勝でジョセフHCの首がつながった?
サンウルブズの9連敗などで盛り上がらなかった日本ラグビー。9日にジャパンがイタリアに快勝して、ようやくファンは溜飲を下げた。勝利を支えたのは、実はジェイミー流ではなく、日本流のパス能力だった!?
- W杯開幕まで「あと500日」! ラグビーもまた「築城3年、落城1日」となるのか?
2019年ラグビーW杯日本大会開幕まであと500日の節目を迎えたにもかかわらず、サンウルブズ9連敗でラグビー界には暗雲が漂ったまま。この“泥沼”を脱するには、やはり“あの人”の解任しかない!