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エディー・ジョーンズ「どれだけ怖がらせるか」からの卒業【ラグビーのサブスク】

向風見也ラグビーライター
2015年のワールドカップイングランド大会の帰国会見で。主将のリーチと。(写真:アフロスポーツ)

 日本代表のヘッドコーチに9年ぶりに復帰したエディー・ジョーンズは2月6日からの2日間、福岡でトレーニングスコッド合宿を開催。大学生9名を含む34人と世界一を目指すマインドセット、かねて提唱する「超速ラグビー」というコンセプトを共有した。

 終了後はテレビカメラを前に約10分、取材に応じた。その内容は下記の通り。

エディー・ジョーンズの若手の伸ばし方。【ラグビー旬な一問一答】

 有料版では前後編に渡り、ペン記者に囲まれながらの約25分の取材内容をまとめる。後編は指揮官の考え、今後の展望についての談話が主。

——9年ぶりの再登板ですが。

「日本代表は改善されたと思います。(ジェイミー・)ジョセフさん、(長谷川)慎さん、(トニー・)ブラウンさんが 8 年間すごくいい仕事をして(23年までのコーチングスタッフ)、素晴らしい土台作りをしてくれたと思います。いいお手本の選手がいて、若い選手たちをフォローできるような形にもなっている」

——「超速ラグビー」というスタイルでは、ショートパスが多くなるか。

「それも一部。ただ、一番難しいのが、プレッシャーがかかるゲームでそれが実行できるかどうかなんです。違うスキルが必要になったりとかしてくるので。しかし、オーソドックスラグビーをやり続けるのは避けないといけない」

——リーチマイケル選手をロックで登録。「4番(ロック)に6番(フランカー)の役目を求める」と話していますが、その心は。

「ラグビーの傾向がそうなっている。また、我々は速くプレーしたい。バックローみたいなロックが必要」

——ジョーンズさんご自身、過去と比べにこやかに振る舞っていた印象です。

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ラグビーライター

1982年、富山県生まれ。成城大学文芸学部芸術学科卒。2006年に独立し、おもにラグビーのリポートやコラムを「ラグビーマガジン」「ラグビーリパブリック」「FRIDAY DIGITAL」などに寄稿。ラグビー技術本の構成やトークイベントの企画・司会もおこなう。著書に『ジャパンのために 日本ラグビー9人の肖像』(論創社)『サンウルブズの挑戦 スーパーラグビー――闘う狼たちの記録』(双葉社)。共著に『ラグビー・エクスプレス イングランド経由日本行き』(双葉社)など。

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