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久保建英とソシエダの低調の要因。必要な「アンカー潰し」対策と2列目の飛び出しの「+α」

森田泰史スポーツライター
ボールをコントロールする久保(写真:なかしまだいすけ/アフロ)

調子を落としているのは、間違いない。

レアル・ソシエダが負のスパイラルに入っている。リーガエスパニョーラで、3試合未勝利が続いている。エスパニョール戦(3−2)の勝利後、セルタ戦(0−0)、バレンシア戦(0−1)、カディス戦(0−0)と苦しい日々を過ごしている。

天を仰ぐ久保
天を仰ぐ久保写真:なかしまだいすけ/アフロ

ブレーキが掛かってしまった背景に、ダビド・シルバの不在がある。1月21日のラージョ・バジェカーノ戦の出場を最後に、D・シルバは戦列から離れている。

ただ、不調の原因はそれだけではない。シーズン後半戦に入り、ラ・リーガで「ソシエダ対策」がなされてきているのだ。

■アンカー潰し

まず、触れておきたいのは「アンカー潰し」である。

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スポーツライター

執筆業、通訳、解説。東京生まれ。スペイン在住歴10年。2007年に21歳で単身で渡西して、バルセロナを拠点に現地のフットボールを堪能。2011年から執筆業を開始すると同時に活動場所をスペイン北部に移す。2018年に完全帰国。日本有数のラ・リーガ分析と解説に定評。過去・現在の投稿媒体/出演メディアは『DAZN』『U-NEXT』『WOWOW』『J SPORTS』『エルゴラッソ』『Goal.com』『ワールドサッカーキング』『サッカー批評』『フットボリスタ』『J-WAVE』『Foot! MARTES』等。2020年ラ・リーガのセミナー司会。

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