ジャッジのホームランは今シーズン最長タイの473フィート。トラウトと並ぶ
5月9日、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)は、前日のシーズン8本目に続き、シーズン9本目のホームランを打った。スタットキャストによると、推定飛距離は473フィート(約144.2m)。前日のホームランとは69フィート(約21.0m)の差があり、後者の推定飛距離は、4月1日にマイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)が打ったホームランと並び、今シーズンの最長に位置する。
今シーズン、470フィート(約143.3m)以上のホームランは、2本しか出ていない。3位は、5月5日に大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)が記録した、464フィート(約141.4m)のホームランだ。
また、ジャッジの通算266本塁打中、473フィートは、3番目の推定飛距離。2017年9月30日の496フィート(約151.2m)と2017年6月11日の495フィート(約150.9m/1試合2本塁打の1本目)に次ぎ、2018年5月23日の471フィート(約143.6m)を上回った。2019~23年の5シーズンは、470フィート以上のホームランがなかった。ちなみに、自己最長のホームランは、現チームメイトのマーカス・ストローマン(当時トロント・ブルージェイズ)から打っている。
470フィート以上のホームランが通算4本は、2015年以降の「スタットキャスト・エラ」における3位タイ。トップ2は、通算10本のジャンカルロ・スタントン(現ヤンキース)と通算7本のトラウトだ。通算4本は6人。ジョージ・スプリンガー(現ブルージェイズ)、ミゲル・サノー(現エンジェルス)、トレバー・ストーリー(現ボストン・レッドソックス)、ロナルド・アクーニャJr.(アトランタ・ブレーブス)、ライアン・ミックマン(コロラド・ロッキーズ)の5人に、ジャッジが加わった。
ポストシーズンも含めると、ゲリー・サンチェス(現ミルウォーキー・ブルワーズ)とカイル・シュワーバー(フィラデルフィア・フィリーズ)も、470フィート以上のホームランは、4本を数える。
なお、今シーズンの最長は、これから更新される可能性が高そうだ。2015~23年の9シーズンとも、推定飛距離のシーズン最長が490フィート(約149.4m)を下回ったことはない。